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結婚式のお礼には、3つの種類があることをご存知でしたか?それぞれ、渡す相手によってお礼の種類や金額は異なります。
【結婚式のお礼】
- お礼
- お車代
- 心付け
また、お礼を渡すタイミングやマナーも相手別によりさまざまです。
しかし、「誰にお礼を渡せばいいの?」「お礼はいくら用意すればいい?」とお悩みの方もいるかもしれません。
そこで今回は、結婚式のお礼に関するマナーや渡す相手別の金額相場、タイミングを解説します!最後までお読みいただくと、結婚式のお礼にまつわるマナーがわかるようになり、ゲストに失礼なくスマートにお礼をすることができるようになりますよ。
それでは、早速1つずつ詳しく見ていきましょう。
目次
結婚式の「お礼」とは?誰に渡す?
「お礼」とは、結婚式の準備を手伝ってくれたゲストや、当日に役割をお願いしたゲストに渡すお金のことです。結婚式を挙げるにあたりさまざまな協力をしてくれた方へ、感謝の気持ちとして渡します。
お礼を渡すゲストの例は次のとおり。
- 受付をしてくれたゲスト
- 余興・スピーチをお願いしたゲスト
- 司会をお願いしたゲスト
- 手作りアイテムをお願いしたゲスト
- 手伝ってくれた子どもゲスト
- 二次会の幹事・司会をお願いしたゲスト
- 仲人(媒酌人)
上記に当てはまるゲストには、感謝の気持ちとしてなんらかのお礼を渡すのがマナーです。このお礼も、渡す相手によって金額や渡すタイミングが異なります。基本的には、披露宴後に新郎新婦から直接渡しますが、なかには挙式前や頼んだ側の両親から渡してもらうケースもあります。
相手へ感謝の気持ちをしっかり伝えるためにも、お礼にまつまるマナーを事前に知っておくことは重要だといえます。ここから1つずつ詳しく解説していきます。
受付をお願いしたゲスト:3,000円~5,000円
一般的に、新郎・新婦側からそれぞれ1人~2人ずつお願いするのが受付です。
受付をしてくれたゲストに用意するお礼の相場は3,000円~5,000円です。受付をお願いする人は当日早めに式場に到着しているので、受付が始まる前に頼んだ側の両親からお礼を渡します。渡す際にはひとこと「本日はよろしくお願いします」と伝えてもらうと親切です。
受付を担当してくれたゲストへは、お金ではなくギフトを用意する場合もあります。お礼として包む金額と同等のギフトや商品券を用意してもマナー的に問題ありません。
余興・スピーチをお願いしたゲスト:3,000円~5,000円
余興や友人代表のスピーチを依頼したゲストに渡すお礼の相場は、3,000円~5,000円程度です。
ただし、スピーチや余興は親しい友人に依頼する場合が多く、「お金を渡すのはちょっと気が引ける・・・」と考える方もいるかもしれません。そんなときは、代わりに商品券や記念品を渡すのがおすすめです。商品券であれば嫌な感じがなく、相手にも喜んでもらえます。
お礼を渡すタイミングは披露宴終了後が好ましいですが、忙しい場合は後日でも大丈夫。結婚式の後日2日~3日以内に、新郎新婦のうち頼んだ側から直接渡します。
また、複数のゲストに余興を依頼し、1人ひとりに直接会ってお礼を渡すのが難しそうな場合は、みんなを自宅に招待したり一緒に食事に行ったりしても良いですね。
司会をお願いしたゲスト:10,000円~30,000円
司会をお願いしたゲストには、結婚式当日のほかに打ち合わせにも参加してもらう必要があり、他のゲストよりかかる負担が大きいです。よって、お礼として渡す金額も比較的高くなる傾向があります。
相場は10,000円~30,000円程度ですが、準備の大変さやかかった期間に応じて金額を考慮すると良いでしょう。
司会の方にお礼を渡すタイミングは、披露宴前もしくは披露宴後で、どちらのタイミングを選ぶかによって誰から渡すかが異なります。
渡すタイミング | 渡す人 |
---|---|
披露宴前 | 頼んだ側の親から |
披露宴後 | 新郎新婦から |
披露宴前は新郎新婦の準備が忙しい場合があるので、頼んだ側の親から渡してもらいます。新郎新婦から直接渡したい場合は、結婚式後に時間を作りましょう。
また、司会の人は披露宴中に食事をする時間がほとんどないことから、ご祝儀は受け取らないのがマナーです。ただし、受付などですでに受け取ってしまっていた場合は、後日ご祝儀の半額~同等のギフトを贈ります。
手作りアイテムをお願いしたゲスト:5,000円~20,000円
なかには、DIYが得意な友人にウェルカムボードやリングピローなどの手作りアイテムの作成を依頼する方もいるかと思います。手作りアイテムをお願いしたゲストにも、きちんとお礼を渡しましょう。
ただし、お礼として用意する金額の幅は5,000円~20,000円ほどと幅が広いです。アイテムを作成してもらうのにかかった金額を考慮し、材料費を下回らないような金額を包みましょう。
また、アイテムを手作りしてもらう代わりにご祝儀をお断りした場合は、お礼を用意する必要はありません。
手伝ってくれた子どもゲスト:3,000円~5,000円
リングボーイなどの演出で子どもに協力をしてもらった場合も、お礼を用意して渡しましょう。
子どもへのお礼は、子どもが欲しがっているおもちゃやお菓子をあげるのが一般的です。子どもがなにを欲しがっているのか、あらかじめ親にリサーチしてもらうようお願いしておくのがおすすめです。
お礼は結婚式当日、子どもの席に置いておきます。自分の欲しかったおもちゃやお菓子があれば、式中に子どもが退屈してしまうのも防げます。
二次会の幹事・司会をお願いしたゲスト:10,000円~30,000円
結婚式前から企画・準備を担当してくれた二次会の幹事には、少し多めのお礼を用意します。二次会の幹事は、企画や準備のほかに必要な小道具の買い出しなど、比較的にかかる手間が多いです。そのぶん、お礼の金額も多めにすることでより感謝の気持ちを伝えられます。
お礼として包む金額の相場は10,000円~30,000円程度。加えて、二次会で使う小物を購入する必要がある場合は、小道具分の費用も考慮した金額を用意しておくと親切です。
渡すタイミングは、役割が終わった二次会後に新郎新婦から直接渡します。その際「とても楽しい二次会だったよ。ありがとう」などと感謝の気持ちも伝えられると、より感謝の気持ちが伝わるでしょう。
仲人(媒酌人):ご祝儀の2倍~3倍
最近は仲人(媒酌人)を立てて結婚する人も少なくなってきましたが、仲人がいる場合には仲人にもお礼を準備します。特に仲人は、2人の結婚を取り持ってくれた特別な人にあたります。そのためお礼としては多めに、ご祝儀の2倍~3倍の額を包むのがマナーです。
たとえば、仲人からいただいくご祝儀が5万円だと想定した場合、お礼として渡すのは10万円、10万円の場合は20万円となります。仲人へのお礼の金額としては、10万円~20万円が相場です。
仲人へのお礼は結婚式後、2日~3日以内に仲人宅へ訪問し渡すようにします。その際は、新郎新婦だけでなく両家の親も同行します。これは、「この度はありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えるだけでなく、両家からの挨拶も兼ね備えているためです。
仲人が遠方から結婚式に参列される場合は、お礼の他に新幹線やハイヤーの交通費(往復分)も用意するのがマナーです。参列するにあたりかかるであろう交通費を調べておき、お礼と一緒に渡します。
結婚式の「お車代」とは?誰に渡す?
結婚式にまつわるお礼、2つめは「お車代」です。お車代というと、聞いたことある方やどんなものか想像がつく方も多いのではないでしょうか。
お車代には2つの種類があります。その名のとおり、遠方から結婚式に参列してくれたゲストへ交通費や宿泊費として渡すものと、主賓や乾杯の挨拶をお願いしたゲストへお礼の気持ちとして渡すものです。
先ほど、スピーチや余興を担当してくれたゲストに渡すのは「お礼」だと紹介しましたが、主賓や乾杯挨拶をしてくれたゲストに渡すのは、お礼ではなく「お車代」です。このように、結婚式にまつわるお礼は、渡す相手によって種類が変わることがお分かりいただけたかと思います。
それでは早速、お車代の相場や渡すタイミングについて詳しく解説していきます。
遠方からのゲスト:交通費の半額~全額
2つあるお車代の種類の1つめは、遠方から参列してくれたゲストへ交通費や宿泊費として渡すものです。新幹線や飛行機に乗りわざわざ遠くから来てくれたゲストへ、感謝の気持ちとして渡します。
お車代としては、ゲストが式場に来るまでにかかった交通費の半額~全額を用意するのがマナーです。ただし、ゲストに直接かかった交通費を聞くのはNG行為にあたります。相手の住んでる場所から式場までの交通費は自分で調べるようにしましょう。
また、宿泊が必要になる場合は、交通費分だけでなく宿泊分の金額も上乗せします。ただし、ゲスト自身に代わって新郎新婦が宿泊先を確保・支払いする場合は、お車代は交通費分のみで大丈夫です。
遠方から参列してくれたゲストへのお車代は、受付のタイミングで渡します。親族以外のゲストには受付を担当してくれてる方から、親族のゲストには受付後に親から渡してもらいましょう。
主賓・乾杯の挨拶をお願いしたゲスト:10,000円~30,000円
お車代の2つめの役割は、主賓や乾杯の挨拶をしてくれたゲストへお礼として渡すものです。先に紹介した「お礼」と意味的には同じですが、渡す相手が違うので呼び方が異なります。主賓や乾杯の挨拶をしてくれたゲストが遠方からの参列でない場合でも「お車代」となるので覚えておきましょう。
主賓や乾杯の挨拶は会社の上司や学生時代の恩師など、少し目上の方にお願いするケースが多いです。したがって、お車代も10,000円~30,000円と少し多めに包むようにすると、相手への敬意がきちんと伝わります。
受付後もしくは披露宴中に人目のないところで、依頼した側の親からお車代を渡します。その際はひとこと「本日はご列席いただきまして誠にありがとうございます」とお礼の言葉を添えられると良いでしょう。
結婚式の「心付け」とは?誰に渡す?
結婚式にまつわるお礼、最後に紹介するのが「心付け」です。心付けに関してはあまり聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
心付けとは、ウエディングプランナーや当日のヘアメイクなど、結婚式を挙げるにあたりサポートをしてくれたスタッフ側に渡すお礼のことです。新郎新婦と一緒に結婚式を作り上げてくれたスタッフに、これまでの感謝の気持ちを込めて渡します。
心付けを渡す相手や金額の目安は次のとおりです。
渡す相手 | 心付けの金額 |
---|---|
|
5,000円~10,000円 |
|
3,000円~5,000円 |
心付けは、先述のお礼やお車代と違い、必ず渡さないと失礼にあたるものではありません。式場によっては、スタッフへの心付けを受け取ってもらえない場合もあります。
それでも「たくさんワガママを聞いてくれたプランナーの方にどうしてもお礼がしたい!」という場合は、心付けではなくギフトでの用意がおすすめです。現金ではなくプレゼントであれば受け取ってもらえる可能性があるからです。
結婚式の当日までサポートしてくれたスタッフへのお礼の気持ちを伝えるのが心付けの役割です。
心付けを渡すタイミング
心付けは、挙式・披露宴前もしくは結婚式が終わってから渡します。
ただし、挙式前に渡す場合は準備でバタバタしている可能性があるので、親から渡してもらうのが一般的です。「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と、挨拶も兼ねて、親からお世話になるスタッフに渡してもらいましょう。
自分たちから直接渡したい場合は、結婚式が終わったあとにするのがおすすめ。お開きをしたあとであれば、当日お世話になったスタッフに感謝の気持ちを伝えながらしっかりと心付けを渡せます。
心付けを渡す場合は、自分たちから直接渡したいか親に渡してもらいたいかによって渡すタイミングを選びましょう。
結婚式のお礼に関するマナーや注意点
せっかくお礼の気持ちを持って用意したものでも、決まったマナーが守られていないとかえって失礼になってしまうことがあります。お世話になったゲストには、きちんと失礼なく感謝の気持ちを伝えたいですよね。
そこでこの章では、結婚式のお礼にまつわるマナーや注意点を紹介します。注意するべきポイントは次の6つです。
【お礼にまつわる6つのマナーや注意点】
- 包む金額によって封筒を変える
- お礼の封筒には「御礼」お車代の封筒には「御車代」と書く
- 電報をいただいた場合は、電話でお礼を伝える
- 仲人にはお礼とお車代の両方を用意する
- 場合によっては後日お礼を渡すケースも
- お礼を渡す人と金額をリスト化しておく
早速1つずつ解説していきます。
包む金額によって封筒を変える
結婚式で渡すお礼を入れる封筒は、中身の金額に応じて相応しいものを用意します。あまりにも豪華すぎる封筒を使ってしまうと、中身に相応しくなかった際に相手を驚かせてしまう可能性があるからです。
お礼の中身の金額に応じた封筒の種類は次のとおりです。
包む金額 | 封筒の種類 | 備考 |
---|---|---|
10,000円以下 | ポチ袋 | 100均で買えるものでも大丈夫ですが、お祝い事向けのデザインを選びましょう。 |
10,000円~30,000円 | 簡易的な封筒 | ポチ袋では質素すぎるので、水引きの印刷されたデザインのものを選びましょう。 |
30,000円~50,000円以上 | 熨斗袋 | 水引の付いた熨斗袋を用意しましょう。包む金額が大きい場合は、封筒も相応しいものにします。 |
お礼の封筒には「御礼」お車代の封筒には「御車代」と書く
同じ「結婚式にまつわるお礼」でも、お礼の種類によって封筒の表書きは異なります。お礼、お車代、心付け、それぞれに使う表書きは下記のとおりです。
お礼の種類 | 表書き |
---|---|
お礼 | 御礼、寿 |
お車代 | 御車代、御車料、寿 |
心付け | 御祝儀、御礼、寿 |
贈り主は封筒の表、水引きの下(水引がない封筒の場合は中央下部)を目安に、筆ペンもしくは毛筆で書きます。
お礼を渡す相手に応じて、新郎新婦のどちらもお世話になるゲストの場合は両家の苗字を、どちらかの場合はそれぞれの苗字を書きましょう。
電報をいただいた場合は、電話でお礼を伝える
電報(祝電)をいただいた人には、挙式後にお礼の気持ちを伝えましょう。できれば電話で直接感謝の気持ちを伝えたいところですが、難しい場合は手紙での報告でも問題ありません。
電報をいただいた人にはお礼の品を用意する必要はありません。お礼を渡すことでかえって相手に気を遣わせてしまうからです。
「お祝いのメッセージをありがとうございました。とても嬉しかったです」というようなメッセージを伝えるだけでも相手には喜んでもらえるでしょう。
仲人にはお礼とお車代の両方を用意する
2人の結婚式を取り持ってくれた仲人には、お礼とお車代の両方を渡します。仲人は、結納において両家を結び付ける重要な役割を持っています。仲人を依頼した人へのお礼もきちんと用意しましょう。
お礼の金額は、先述のとおりご祝儀の2倍~3倍を目安とします。お車代は10,000円以上を用意します。10,000円以下だと失礼にあたるので注意してください。実際にかかった交通費が10,000円以下の場合でも、10,000円を用意するのがマナーです。
仲人へのお礼は、結婚式が終わったあと2日~3日以内に渡します。新郎新婦と両家の親が揃って仲人の家を訪問し、挨拶を交えつつお礼を渡します。
場合によっては後日お礼を渡すケースも
- ご祝儀とは別でお祝いをくれた人
- 結婚式には参列できなかったけどお祝いをくれた人
上記に当てはまるような方には、結婚式の後日にお返しをするのがマナーです。お祝いをいただいてから1ヶ月以内に、いただいたものの半額程度のギフトを用意し贈りましょう。
お返しとして人気があるのは、タオルや食器などの日用雑貨や、洋菓子や和菓子の詰め合わせなど。また、相手の好みがわからない場合はギフトカタログがおすすめです。
お礼を渡す人と金額をリスト化しておく
結婚式のお礼準備では、お礼を渡す人と金額をリスト化しておくことをおすすめします。あらかじめリストにしておくことで、大切なお礼の渡し忘れや金額間違いなどによるミスを防げるようになるからです。
また、必要なお礼の金額をリストにまとめることで、結婚式全体でかかる費用の目安にもなります。
リスト化しておきたい項目は次のとおり。
【リストに書いておく項目】
- ゲストの名前
- 役割
- お礼の種類
- 金額
- いつ・誰から渡す
作成したリストは、両家の親とも共有しておくのがおすすめです。なかには、お礼を親から渡してもらう必要があるゲストもいるので、きちんと名前と自分との関係を紹介するようにするとお礼を渡してもらうのにも安心です。
正しいマナーできちんと感謝の気持ちを伝えよう
結婚式のお礼には「お礼」「お車代」「心付け」の3種類がありますが、どれもお世話になった相手に対する感謝の気持ちとして渡すものです。2人が結婚するにあたりさまざまなサポートをしてくれた方々には、マナーを守ってしっかりとお礼をしたいですよね。
お礼の種類や渡し方、包む金額の目安などは相手により異なるので、今回紹介したマナーや金額の相場を参考に、大切なゲストへきちんとお礼の気持ちを伝えましょう。
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