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愛する恋人と結婚をすることが決まった時、誰よりも先にこれまでの自分を支えてもらった友達に報告したいと思いますよね。
自分の幸せを友達とシェアしたいと考えるのは当然のこと。しかし、結婚報告の方法やタイミングによっては、思いがけないトラブルに繋がったり、友達の敵意を買ってしまうかもしれません。
なかでも報告の距離感やテンションが難しいのは同僚に毛が生えたような仲の「さほど親しくない友達」や「自分のことをどう思っているのかわからない友達」の場合。人によっては、自分にだけ情報が回ってこないことで怒らせてしまうでしょう。
うざがられず、ひんしゅくを買わない結婚報告はどのようにすべきでしょうか?スマートな結婚報告のLINEの例文や注意点について解説します。
目次
うざがられない友達への報告LINE文例
友達への結婚報告で大事なのはまず「伝え方」です。友達と呼べる人たち全員に一斉送信で報告するのではなく、できれば友達との関係性によって報告のしかたやタイミング、文面を工夫したいところ。
また、友達によっては結婚式に招待したい人もいますよね。招待状を送るとしても、事前に結婚をする、または結婚式をすることは伝えておきたいですし、招待状の宛先の住所を確認するためにも、あらかじめ報告は必要になりそうです。
あるいは、さほど親しくない人への報告の仕方が最も難しいでしょう。場合によっては、自分の敵のような相手にも報告しなければいけないこともあり得ます。
では、結婚報告のLINE例文を紹介しますので、友達に結婚報告をするイメトレをしながら読んでみてください。
「結婚します」スタンダードな例文
恋人と婚約し、婚姻届を提出する日が決まった段階で「結婚することになりました」と報告したい友達もいますよね。
特に親友と呼べる友達には真っ先に伝えたいはず。気の置けない友達同士なら、ここで結婚報告の文例を見る必要もなく、フランクに電話で報告をしたり「結婚することになったよ!今度会うときに詳しく話すね」など自分なりの文章で報告できることでしょう。
ただ、最も親しい友達には、他の友達よりも早く一番のタイミングで知らせましょう。直接伝えられるタイミングがあれば、直接話すのが吉です。
ここでお話しするのは、「親友というほどではないけど、親しい友達」そして「さほど仲良くもないけど一応友達」という関係への報告文例についてです。
では、まずは親しい友達へのメールやLINEでの報告の例をご覧ください。
親しい友達に送る場合
1) XXさん、久しぶり。元気にしてた?
2) 報告ですが、今度、以前より付き合っていたXXさんと結婚することになりました。
3) XX月XX日にXXで結婚式をする予定です。
4) 招待状を送りたいんだけど、送り間違えないよう改めて住所を教えてください。
5) 結婚後の苗字はXXになります。
6) 今度会った時に直接詳しい話をさせてください。これからもよろしくね。
親友とは呼べなくとも仲のいい友達というと、親友ほどプライベートな話をする仲ではないけど、一緒にご飯を食べに行ったり遊んだりしたことがある友達、といえるでしょう。
つまりは、親友の次に積極的に結婚を報告したい相手ということ。大学の同級生や会社の同僚、または近しい先輩や後輩にそんな関係の人がいるのではないでしょうか。
報告の文章に含めたい情報は、
- 挨拶
- 結婚相手は誰なのか
- 結婚式または二次会の日程
- 招待状を送るという旨
- 結婚後の名前
- 結び
が基本で、結婚式をしない場合は「しない」ということを明記するほか、引っ越しをする場合も新しい住所について記載しておくといいでしょう。
また、結婚式には招待しないけど二次会には招待したい場合は、(3)の部分を「ぜひ二次会に招待したいので、参加できるか教えてください」などに変え、二次会の日時や場所も併記しておきます。
同じ文面をコピペしても良いですが、友達が多い場合は報告漏れのないよう、送る相手をリスト化しておくのがおすすめです。また、会社の上司など目上の人へ送る時には、文章を敬語に変えるなど工夫しましょう。
参考にしながら、ぜひ自分らしい文章にして送ってください。
知り合い程度の友達に送る場合
1) ご無沙汰していますが、お元気でしょうか。
2) この度、兼ねてからお付き合いしておりました方と結婚をするはこびとなりましたので、報告したく連絡させていただきました。
3) 結婚式はXX月XX日にXXで行うので、XXさんにもぜひご列席いただきたいと思っております。
4) つきましては、後日招待状を送りますので、ご住所を確認させていただけますか?もしくは、この場で不参加のご連絡をいただいても結構です。
5) 結婚後の苗字はXXになります。
6) これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
さほど親しくない友達を結婚式に招待する場合は、上記のような内容で。または、
1) ご無沙汰していますが、お元気でしょうか。
2) この度、兼ねてからお付き合いしておりました方と結婚をするはこびとなりましたので、報告したく連絡させていただきました。
3) 結婚式はXX月XX日に身内だけで行う予定です。
4) 結婚後の苗字はXXになります。
5) これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
結婚式にも二次会にも招待しないけど、報告すべき友達に送る文の例です。
いずれにしても、少し堅めで業務連絡的な文面にするのが無難でしょう。あまり馴れ馴れしい印象にしないことで、嫉妬深い友達に対しても嫌味な感じを受け取らせないで済みます。
また、結婚式の招待状も、もしLINEの時点不参加の意思を聞ければ、招待状を発送する手間を省くことができるので、結婚式に参加したいかどうかわからない人にはあらかじめ聞いても良いかもしれません。
事務的な内容なのでグループLINEに投稿することもできますが、参加しているグループの中により親しい友達がいる場合は、グループに報告するより前に内緒で個別に伝えておくと良いでしょう。
さほど仲の良いわけでない友達相手の場合、結婚相手のことを全く知らない場合もありますので、あえて情報を出さなくても大丈夫。返信で誰が相手か聞かれた場合に答えればOKです。
事後報告「結婚しました」
婚姻届の提出も結婚式も終わった後で報告する場合は、以下のような内容になるでしょう。
1) お世話になっております。
2) この度結婚しましたことをご報告させていただきたく、ご連絡いたしました。
3) 苗字が変わり(新苗字)(名前)となりましたが、これまでと変わらず今後とも何卒よろしくお願いいたします。
年に1度も顔を合わせないような友達や、疎遠な友達でも結婚を報告したい相手には事後報告でも良いでしょう。その場合は、(1)挨拶、(2)結婚報告、(3)新苗字と結びの挨拶、の3つの内容だけでOKです。
同じ友達グループ内で結婚前の報告と事後報告をする相手を差別化するのはトラブルの種になってしまう可能性もありますが、しばらく会っていない疎遠な相手にはこのように簡素な報告をするだけでも問題ないでしょう。
本当にそのタイミングで大丈夫?
自分にとってその友達がそれほど仲良しではないとしても、仕事や趣味で関わりがあり、そこそこ顔を合わせる人に事後報告で結婚報告をするのは失礼にあたるかも。
たとえば、ひとつの友達グループ内で結婚前後で報告する相手を差別化してはトラブルの元になりますし、ある友達を結婚式に呼びたくないと思ったとしても、「結婚式は身内だけでする」と言う旨を添えて、事前に言うべき場合はあるでしょう。
結婚式に呼ぶ相手、呼ばないけど事前に報告する相手、事後報告をする相手はリスト化しておき、チェックしつつ報告をこなしていくのがおすすめです。
ネット上だけの友達や疎遠な友達など、住所を知らない人やお祝いの品のやり取りをしない人にだけ事後報告をしましょう。くれぐれも、友達伝てに結婚報告を聞いて、気分を害する人がいないように気を付けてください。
「結婚式はしないけど」報告したい人へ
最近、結婚式を挙げないことを「ナシ婚」というそうですが、ナシ婚の場合の結婚報告はどのような文面がベストでしょうか。重要なのは、「結婚式をしないと嘘をついている」かのように見せないことです。
1) お久しぶりです。元気にしていましたか?
2) この度、結婚をすることになったので、連絡しました。
3) 相手は兼ねてよりお付き合いさせていただいていたXXさんで、二人で相談した結果、挙式はしないことになりました。
4) その代わり、親族と仲の良い友達でXX月XX日に食事会を開きたいと思っているので、ぜひ参加してくれたら嬉しいです。御祝儀の代わりに、食事代X円だけ頂くことになるけど、美味しいレストランなので期待してください。
5) 詳しい話は、追ってご連絡します。
6) これからも変わらず、よろしくお願いします。
仲の良い友達に送る文例は、上記のような内容になるでしょう。挙式をしないことははっきりと明記しましょう。
(4)のように、挙式や披露宴の代わりに食事会などのイベントに誘いたい場合は、その参加の意思をLINE上で聞いても大丈夫です。代金が発生する場合はいくら必要かも書いておくと良いでしょう。世間一般のご祝儀より安ければ、結婚式よりも積極的に参加したくなるかもしれません。
もし代わりの食事会なども開かない場合は、(4)(5)を「パートナーと二人で報告したいので、今度一緒にご飯でも食べにいきませんか?」など、誘ってみると良いでしょう。いずれにせよ、仲の良い友達相手なら直接報告する機会を作るのがベターです。
また、さほど仲良しではない友達に送るナシ婚報告例文は以下のイメージになります。
1) お久しぶりです。元気にしていましたか?
2) この度、結婚をすることになったので、報告したく連絡をしました。
3) 相手は兼ねてよりお付き合いさせていただいていた方で、二人で相談した結果、挙式はしないことになりました。
4) なので、お祝いの言葉を貰えるだけで嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
このようにシンプルにまとめましょう。挙式や披露宴をしない場合は、お祝いを送る必要がないということを書いておく方が相手も安心します。
結婚式に呼びたくない友達には…
もし、結婚式や披露宴、二次会をやるけど、どうしても招待したくない友達がいる場合は、どのような報告文にすれば波風立たず済むのでしょうか。
招待する友達を特に仲の良い友達だけに切り詰めればさほど焦る必要もないかもしれませんが、グループで付き合いのある友達の中で一人だけ除け者にするのは問題のある行為です。
かなりの確率で、周りの友達から本人にハブにされたことが伝わるでしょう。基本的には、グループ内では誰も差別化しないのがベストです。
ただし、たとえばその友達が過去に自分の結婚相手と交際していた、または浮気をしたことがあるなど、パートナーとの関係性に問題がある場合は、呼びたくない理由を周りも理解してくれるでしょう。
むしろ、呼ばない方が相手にとっても良いかもしれません。
そのような場合、結婚式に招待する人との間で口裏を合わせる必要があります。まずは結婚式に呼ぶ友達への報告文に、以下のような文章を加えてください。
この結婚報告についてはまだ秘密にしたいので、他の人には内緒にしていてください。XXさんにはいち早く報告したかったので、早めに連絡しました。結婚式の情報も秘密でお願いします。
結婚報告も、式などの情報も口止めしておけば、自分のいないところで報告を伏せておきたい人に伝わる心配も軽減できます。
また、式に招待したくない人への結婚報告文は以下のような形になるでしょう。
1) こんにちは。報告したいことがあって連絡しました。
2) 兼ねてよりお付き合いさせていただいていたXXさんと結婚することになりました。
3) 苗字が変わりXXXXとなりますが、これからもよろしくお願いします。
もし相手と気まずい関係であるなら、挙式については全く触れないようにしましょう。もし相手から聞かれた場合は「挙式は身内だけでします」というふうに返信すればOK。
「身内」の定義は両家の家族などの親族だけにとどまらず、「親しい関係者」という意味も含むので、嘘のない便利な言葉でもあります。
本来は、曲がりなりにも友達と呼べる間柄なら仲間はずれにしてはいけません。ただ、特殊な状況下でどうしても呼べない場合にだけ参考にしてください。
結婚報告NGワードや非常識な行動とは
親しき仲にも礼儀あり、とは昔から常にいわれていますが、結婚報告の上でも友達に対するマナーに気を付けたいところです。
たとえば、自己満足に近いような写真を何枚も添付したり「結婚したったンゴww」のようなふざけた文章は、自分の人生の節目の報告にはふさわしくありませんし、真剣にお祝いしたい気持ちを削いでしまいます。
いつもはふざけ合うような仲の良い友達への連絡でも、結婚の報告は比較的真面目にしましょう。社会人としてしっかりとした報告をするのは、結婚相手への礼儀でもあります。
写真も相手から求められない限り添付しない方が良いでしょう。
他にも、「独身とはおさらばです」「一足先に失礼します」「先に結婚してごめんね」「夫の友達紹介するね」というような、相手を見下しているととられる態度も絶対にNG。女友達から嫌われるようなワードを含める必要性はありませんよね。
幸せで浮かれていても、経済が困窮し晩婚化が進む今の時代に「幸せアピール」は基本的にかなりウケが悪いと考えた方が良さそうです。いい人を見つけるのも苦労することですし、結婚願望の強い独身の友達に対しては、特に気を付けて堅めの文章を送りましょう。
あるいは、普段の言動にも注意しておくべき。「結婚願望なんてないよ!」と普段言っていた人が突然「結婚しました!」と報告してきたら、「裏切られた!」と感じられる友達もいるかもしれません。
とはいえ、自分のまともな結婚報告に対して敵意を剥き出しにするような友達は、果たして本当に友達なのか、とも考えられます。この記事で例に挙げたような堅めの報告文章なら、おそらくはトラブルも起こりにくいでしょう。
なぜ結婚報告はうざいのか
「うざい結婚報告」には「あるある」が存在するのではないでしょうか。
たとえば「めちゃくちゃ長文の語り」がある。
他にも、こんな結婚報告はうざい、あるいは素直に祝えない、というあるあるを集めてみました。
- すごいもったいぶる「実はね…」「なんと…」「この度…!」
- はよ言えー!と言いたくなる焦らしの結婚報告。
- 結婚相手とキスシーンの写真を送る
- 友達のキス顔を見たい人はおらん。やめておきましょう。
- 「あなたも早く結婚した方がいいよー」
- 人には人のタイミングがある。余計なお世話に見せかけて、マウントを取らないように。
- 仲がいいと思っていたのにSNSで報告を知る
- なんで個人的に言ってくれないの…?と言うパターン。後ほど詳しく解説します。
友達の結婚を喜んであげられないことは器の小さいことであるとはいえ、基本的には友達への結婚報告は「幸せのおすそ分け」なんておこがましいものでは決してなく、自分の環境が変わるという「報告」に過ぎません。
気心の知れた友達相手だとしても、ふとした言葉選びの間違いで地雷を踏んでしまうこともあり得ます。細かい報告などは、聞かれたら答えるスタンスで十分でしょう。
友達に結婚報告する時の注意点
では、友達に結婚報告する際、どんなことに気をつければ良いのかを細かく網羅していきます。
注意点を頭に入れておくことで、結婚報告メッセージを送る相手の機嫌を損ねることなく、前述のLINEテンプレートをより自分らしい文章で、自然に構成することができます。
たとえば、自分との仲の良さで分かれる友達の区分けやグループにおいて、LINEの送り方を間違えると思わぬ人間関係トラブルを招くかもしれません。
また、LINEでの報告とは別に、FacebookなどのSNSで、友達ではなくともお世話になっている人達にまとめて結婚報告をしたいという人もいますよね。ただ、近しい友達が個人的な連絡ではなくSNSで初めて自分の結婚を知ったとすれば、疎外感を感じてしまうでしょう。
他には、自慢と思われるような結婚報告の仕方を避けるためのいくつかのコツがあります。
結婚報告のマナーというと、局地的な「オリジナルマナー」のようなものも見かけられますが、一般的な常識だけ抑えていれば問題ないと思われます。
これらのような友達への結婚報告の注意点をおさらいし、友達にも一緒に喜んでもらえるような結婚報告を考えてみましょう。
友達間でトラブルが起きるパターン
自分の結婚報告をきっかけに友達関係を悪化させてしまうことがあるとしたら、友達同士のつながり、いわばグループ内において明らかな差別化をしてしまうこと。
たとえば、結婚報告ではなくとも披露宴などで、友達のグループの中で自分一人だけ、知らない人ばかり集まるテーブルに席が準備されていたら嫌ですよね。そのように、友達の中で自分一人だけはぶられる、のけ者にされるのは、誰にとっても辛く感じること。
行きすぎるといじめにもなり得ることですし、グループでつるむ友達がいる場合は、全員平等に、仲間はずれなしで扱う必要があります。
結婚報告でも、友達グループの一人だけ連絡の内容が違ったり、連絡のタイミングが遅れてしまえば、後で自分一人だけ扱いが違うことに気がついた時に、気を病んでしまったり、怒りを買うことになるかも。
たとえわざとではなくても、すれ違いでそのような事態になることもあるでしょう。しかし、情緒の繊細な友達グループの場合は気をつけるに越したことはありません。その友達関係に気を使うべきなら、結婚報告を送るタイミングについては留意しておいてください。
個別のメッセージを同じタイミングで一斉送信したい場合ですが、LINE公式アプリには送信の時間指定をする機能がありません。あらかじめメッセージの内容だけ打ち込んでおいて、送信ボタンを押すタイミングを手動で揃えるという手段となるでしょう。
「格差」が明らかになりやすい
誰でも、友達と呼べる相手には仲良しの「レベル」で分けられています。仲良しレベルが最高に高い相手が親友であるなら、底辺はいわば「他人に毛が生えた程度」の相手。
ただ、自分の認識と相手の認識が異なることもあります。自分はさほどその友達のことが好きでないとしても、友達はこちらのことを良い友達と考えている場合もあるでしょう。
もし自分の主観的な好き嫌いで、友達によって結婚報告の内容を分けてしまうと、後で友達グループ内で「あ、私は他の人より好かれてないんだな…」と知らせてしまうことになるのです。
そのため、同じ友達グループには、基本的には同じ報告をする必要があるのです。
友達グループではなくとも、同級生や同僚など、同じゼミや部署内で結婚報告の内容やタイミングがバラバラだと、自分視点の友達に対する格差が他人から丸見えになってしまうかも知れません。
一般的にそんなドロドロした対人関係はそう多いものではないとは思われますが、ちょっと自分の人間関係は窮屈かもしれない、という場合には、友達の格差を明らかにしないよう、結婚報告のタイミングや内容に気を配っておきましょう。
SNSにアップするタイミング
最近ではSNSに結婚報告の内容を載せることも一般的になっています。
知り合いでもない不特定多数の人たちに結婚報告をする必要があるのか?と思うかもしれませんが、SNS上のみで繋がっているや友人知人に現状報告をしたい時には、一度の投稿で多くの人の目に入るSNSは便利なツールです。
あるいは、アカウントの方向性や職業によっては、結婚報告をすることでナンパのような不必要な声かけや異性のファンに対し、「既婚者になるので遠慮してください」と暗に牽制をしたいときも効果的なのです。
さて、SNSに結婚報告をアップするタイミングですが、一歩間違うと友達から疑問を持たれる可能性があります。それは、LINEやメールなどの個人間の連絡をすっ飛ばして、SNSで結婚を知らせてしまった場合。
疎遠になった友達や、サシで飲んだり遊んだことのない友達に対してはSNSでも十分ですが、その友達と二人だけでご飯を食べに行ったことのある仲なら、たとえ結婚式には呼ばないとしても、結婚報告くらいは個人的に聞きたいと思っているかもしれません。
そこで個人的な連絡が来ず、SNSでいきなり結婚報告を見た場合、「あ、私は不特定多数と同じレベルで、自分が思ってた仲の友達と思われてなかったんだな」とショックを受けてしまうでしょう。
そのため、SNSで結婚報告をする場合は、友達に個人連絡で結婚報告をした後のタイミングでアップするのがベストになります。むしろ入籍してから生活が落ち着いてきた頃や、結婚式を終えた後など、全て事後のタイミングでも問題ありません。
SNSに結婚報告をアップするのは、一番最後にしましょう。
LINEとSNSの上手な使い分け
LINEはリアルで交流のある友達との連絡手段、SNSのメッセージ機能はネット上に限定した友達や、学校や仕事、趣味つながりの友達など、より「外側」の友達とのコミュニケーション手段として使うことが多いかと思われます。
Instagramのメッセージの方がLINEよりも使う頻度が高いという人もいるでしょう。そのため、「友達への結婚報告はLINEじゃないとだめ!」というわけでは、必ずしもないのです。
たとえば、「入籍しました」という結婚報告の投稿をSNSにしたとき、その投稿のメンションを友達のアカウントに送り、さらにメッセージで補足する形で「結婚したよ!これからもよろしくね」と連絡するということもできます。
特に結婚式をしない場合は、仲の良い友達でもSNSのメッセージで十分な場合もあるでしょう。
LINEも段々とアクティブユーザー層が40代中心となってきており、30代以下はInstagramやTwitterなどのSNSへ移行していることですし、友達への結婚報告もLINEやメールでなければいけないとは限らなくなっているのです。
参考:【最新版】2022年11月更新!性別・年齢別 SNSユーザー数(Twitter、Instagram、Tiktokなど13媒体)
自慢だと思われるのはどんな報告?
いくら報告のタイミングがバッチリでも、内容が自慢だらけでは少なからずムッとされそうです。
プロポーズをされた直後は嬉しさのあまり舞い上り、自分でも気がつかないうちに相手に自慢と取られるような報告内容にしてしまうかもしれません。
単純に心から喜んでいる友達の報告にイラつく、うざいと思うような風潮はどうかと思いますが、恋人と別れたばかりであったり、焦って婚活している友達相手にはやはり気に触る内容なのでしょう。
友達への結婚報告の内容から自慢だと思われないようにするには、以下のワードチョイスに気をつけたら良いと思われます。
- 「幸せです!」
- わかっていますとも。と、人の幸せを妬ましいと思う人にとっては好まれないのかも。
- ハートの絵文字
- これも癇に障る人もいるかもしれません。真面目に句読点で締めましょう。
- 余計なお世話を焼く
- 今度誰か紹介するね、結婚はタイミングだよ、あなたも適齢期で結婚できたらいいね、など、相手の要望や気持ちを無視したお節介はしない方が吉。
- お相手は一般人の方で…
- 芸能人のスピーチでも違和感を抱くことがある、もやっとフレーズ。日常的に一般と言われないのは、チケット売り場で見られる「小学生以下」や「シニア」の方かもしれません。
- 結婚指輪の写真
- ゴージャスな何カラットとかの指輪を自慢したくなっても、相手が見たいと言わない限りは一方的に送らない方が無難。
他にも、「新婚旅行はXXです!」など、豪華な新生活ぶりをアピールするのは、この不況のご時世ではやめておいた方がいいのかもしれません。
相手に聞かれたことを答えること自体は自慢になりにくいですが、自分の方からあれこれ話しすぎると、嫉妬深い人の逆鱗に触れてしまうでしょう。
写真選びで気をつけたいこと
個人の結婚報告LINEやメッセージ、SNSに写真付きで送信、投稿をする人もいますよね。
幸せそうな様子の伝わるほっこりした写真は、見ているこちらも嬉しい気持ちになるものですが、写真によっては「何してんの…」と呆れられたり、鼻につくような印象を与えるかも。
満面の笑みで婚約指輪をはめた左手を突き出している写真や、結婚相手とキスしている写真は、仲の良い友達のものでもあまり見たいと思う人はいないですよね。
プライベートなストーリーを含む写真はあまり好まれない傾向にあると思われます。プロポーズのシーンや、まるでドラマのワンシーンのように仕込んで撮影した写真などは、一方的に友達に送れば「人に見せびらかしたいからわざわざ撮ったんだな」というエゴがバレることになります。
反対に、好ましく思われる写真とは、普段着の二人で自撮りした何の変哲もない写真のような、派手さのない日常的な写真です。結婚式をした後の報告なら、ドレスや晴れ着で撮影した写真も良いでしょう。
写真を載せるなら、力を抜いて、いつもの自分達らしい写真で十分です。SNSに載せるときは、顔が写って良いかどうかパートナーに確認をとり、必要があれば加工して顔を隠すなどプライバシーにも注意してください。
祝ってもらいたい人・羨ましがられたい人
筆者がこの記事を書くうえで、友達への結婚報告について調べていてびっくりしたのは、「友達の結婚報告はうざい、気まずい、絶縁した」などのエピソードが非常に多かったこと。
そういった風潮はむしろ女性向けネット記事が作り上げているのではないか?と思うところもありますが、「友達にうざがられない結婚報告の方法」というトピックに需要があるのは、根底に「人の幸せが妬ましい」という嫉妬の感情が世間のスタンダードになってしまっているからではないでしょうか。
テレビやYouTubeなどでも「ありえない友達の話」は人気がありますよね。誰もが、心の底に「いけすかないやつを懲らしめたい」という感情を持っているのかもしれません。
なかなかに心の狭い世間だなあと感じるところですが、果たして友達への結婚報告で、そこまで気に病む必要があるのでしょうか。
そもそも、友達の結婚を祝福できない人は「友達」とは言えそうにありませんし、同時に、一般的に嫌味だと思われるような結婚報告をする人は、結婚をする理由も「人に羨ましがられたいから」以上の感情があるのかどうか、筆者個人としては気がかりに思います。
心の底から思い合った誰かと愛情を紡いで結婚をした思いやりのある人で、友達選びの上手な人なら、友達への結婚報告の内容やタイミングもさほど迷うことはないでしょう。結婚報告の仕方をストレスに感じるとしたら、まずは友達との関係を見直してみることも必要なのかもしれませんね。
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