仲良し夫婦を長続きさせる為にできる10のこと!結婚生活がうまくいくコツとは?

仲良し夫婦を続けるためにできる10のこと。結婚生活がうまくいくコツとは?

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夫婦生活は居心地がいいに越したことはありませんよね。好きで結婚した相手となら、毎日心地よく暮らせるのは当たり前。

…かと思いきや、実際には思いもよらない原因で喧嘩をしたり、悪い雰囲気になることだってあり得ることです。結婚前に相手の欠点を全て把握できるとも限りませんし、生身の人間の気持ちはコントロールできないので、相手を自分の理想通りのパートナーに帰ることはできません。

完璧ではない人間同士、共同生活を送る夫/妻とずっと仲良しでいるためには、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

この記事では夫婦円満の秘訣と、結婚生活を楽しく送るためのアドバイスをお話しします。

目次

夫婦円満10の秘訣

夫婦でジャンプ

結婚とは人生の中で一、二を争う大きなイベントで、住む場所やライフスタイルも大きく変わること。

仕事が終わって帰る家に、自分が選んだ大好きな家族が待っているのは、とても嬉しいことですよね。

願わくばずっとこの幸せな新婚生活が続いてほしい。ただ心配なのは、いつか不倫や別居などで不仲になってしまうのではないか、ということ。いくら仲良し夫婦だとしても、パートナーの心が離れてしまう心配が全くない、といえば嘘になってしまうでしょう。

男女とも、永遠に新婚当初のルックスを維持できるわけではありませんし、基本的にはお互いに対する性的な興味も、少なからず減少していきます。

つまりは、お互いを異性として意識し、ラブラブな関係で居続けられないことが確定している場合、夫婦円満はどうやって維持することができるのかが問題なのです。

もちろん、異性としての魅力も磨いていきたいところですが、夫婦の場合はカップルと違い、お互いに異性として惹かれること以上に、どれだけ「家族」としての絆を深めるかが重要。

共同生活を送る人生のパートナーとして、またお互いを知り尽くす男女として、夫婦が仲良しでいるためにはどんなことが必要でしょうか?結婚生活がうまくいく10のコツをお話ししましょう。

愛情表現を欠かさない

「日本人はシャイだ」と国際社会ではもっぱらの噂ですが、実際のところ西洋人と比べると日本人は恋人やパートナーに対して愛情表現が控えめです。

「好きだよ」「愛してるよ」という言葉は、パートナーに愛情を伝え、安心してもらうためには欠かせません。しかし、「言葉より行動で示す」という態度が美徳化されてしまい、かえって言葉で愛を示す努力は「なくてもいいもの」のように捉えられている一面があります。

しかし、結婚してから別れの時まで、何回愛を伝えられるかを考えてみましょう。人間は不死身ではないので、予期しない突然の別れもあり得ることです。

明日別れがあるかもしれないのに、愛していると伝えきれていないのは悲しいことではないでしょうか。伝えられなくなってからでは遅いですよね。

一日一日がパートナーと過ごすかけがえのない時間です。いつか悔いを残さないよう、勿体ぶらずに毎日愛を言葉で伝えましょう。

言葉の愛の大切さを伝えよう

猫や犬は愛情を態度で示しますが、人間のコミュニケーション方法とは言葉が主ですよね。

相手のためにご飯を作ったり、お金をかけるだけでは、たとえどれだけ苦労しようがいまいち愛情は伝わらなかったりします。

そもそも、パートナーがもし「自分はちゃんと愛されているのかな」と不安がっている時、その不安を解消できる最も優れた解決策といえば「愛してるよ」と言葉で伝えることではないでしょうか。

人の気持ちは言葉で表現しなければ、相手には伝わりません。自分の心の中で思っているだけの言葉は、他人にしてみればこの世に存在していないものと同じです。

もし自分のパートナーが愛情を言葉で伝えてくれないなら、「言葉で言ってくれないとわからないし、あなたが心で思ってるだけなのは無いことと同じに見える。不安にさせないでほしい」と伝えましょう。

恥ずかしがり屋な人にとって愛の言葉は言いづらいことかもしれませんが、根気強く説得し、ちゃんと伝えてくれるようになれば、こちらの不満や不安も軽減するはずです。

また、「ありがとう」という感謝の言葉も大切。仕事から帰ったパートナーに「お疲れ様、頑張ってくれてありがとう」、家事をしてくれたパートナーに「料理おいしいよ、ありがとう」「部屋が綺麗になって安心する。ありがとう」と、お互いの頑張りを評価し合うことも忘れないでください。

夫婦の信頼関係は、愛情や労い、お互いに対する尊敬を言葉で伝え合うことで安定します。恥ずかしがらずに、言葉のコミュニケーションを習慣づけましょう。

協力して家事をする

専業主婦/主夫とは、パートナーの収入を家庭の収支とする代わりに、家事一般を承ること。お金の心配は相手に任せて、家庭内の環境を清潔で平和に保つことが仕事です。

ただ、収入を支えている側が家事を一切しなくて良いということはありません。食後の食器をそのまま放置し、鼻をかんだティッシュや爪切り、髭剃りの後始末をしないなどの「怠惰」は、お金を家に入れてれば許されることではありません。

お金を稼ぐことと家事をすることの分担は、お互いを尊重し合わなければ成立しないものです。収入を支えるパートナーをATM扱いしていけないのと同じように、専業主婦/主夫を召使のように扱ってはいけないのです。

近年では共働きの夫婦が増えていることですし、家事を夫婦ふたりでこなすのは当たり前のことになっています。家事が苦手だからといって一方に押し付ければ、必ずケンカの火種になるでしょう。

たとえまだ家事のやり方がわからないという人も、パートナーに嫌われたくなければ、今から学んでください。

家事分担のルールを作り、片方に負担がかかりすぎないよう気をつけましょう。

後片付けをサボるということは…

自分が散らかしたものやゴミなど、片付けをサボるということは、「相手がやってくれるだろう」と期待して後片付けを押し付けることです。

家の埃は勝手に外に飛んで行きませんし、ゴミ箱も勝手に空になりません。料理も、ハンドソープの詰め替えも、トイレットペーパーの補充も、全て自動では起こらないことです。

たとえ小さな家事でも、「面倒だからやってもらおう」と甘えるのは、パートナーに喧嘩を売っていることと変わりません。子供の頃はママやパパがやってくれたことは、大人になったら全て自分でできなければ、人としてのレベルは赤ちゃん以下です。

自分のケツは自分で拭けということですね。子育ての分担も必須です。

若干筆者個人の怒りを隠しきれませんが、最低でも自分で散らかしたり汚したものを片付けることができないと、そう遠くないうちに大げんかに発展します。

専業主婦/主夫も、一人暮らしに戻れば就職して収入を得られるので、お金だけ稼げば何もしなくていいと思っていると、いつか急に離婚を持ち出されるかも。

幸せな夫婦生活のためには、相手のためにお金で解決できないことをしてあげるのも大事なのです。

ほどよく喧嘩をする

人に言って良いことと悪いことがあるとはいえ、我慢のしすぎは禁物。パートナーとの喧嘩を怖がらず、言いたいことを言い合える関係は、相手に気を使いすぎるよりはリラックスした関係です。

たまに「私たちは一度も喧嘩したことがない」という夫婦を見かけることがありますが、必ずしも「夫婦仲の良さ=喧嘩をしないこと」ではありません。

たとえ喧嘩をしても必ず仲直りができれば問題ないのです。お互いを信頼しているからこそ、はっきりと自分の意見を言うことができるという関係も、喧嘩をしないカップルと同じくらい仲良しであるといえるでしょう。

むしろ、喧嘩するのを避けたいがために、相手に言いたいことを言えない関係よりはずっと健全です。

暴言を吐いたり、相手の優しさの上にあぐらをかいてはいけませんが、相手に言いたいことがあった場合は我慢せずに伝えましょう。

我慢はいつか爆発する

相手を不快にさせたくない、喧嘩をしたくないからと、相手に対する不満を我慢し続けると、積み重なっていつか爆発します。

怒りの感情は根強く、たとえ原因を細かく覚えていなくても、その時相手に対して怒ったという感覚の記憶は長く残るもの。

相手に対する不満をずっと打ち明けることができずにいると、細かい不満も含めて蓄積していき、いつか限界まで達してから怒りが爆発する、という悪循環におちいってしまいます。

怒りをぶつけられた相手からすれば、それまでの過程で何も言われなかったなら「パートナー急に癇癪を起こした」という見方になってしまうでしょう。

このような流れは、お互いにとってストレスです。不満は溜めず、できるだけ相手が暇そうなタイミングで伝えてください。仕事で嫌なことがあった後などの悪いタイミングを避ければ、大丈夫です。

もし相手が、少しでも不満を言われると手をつけられないほど不機嫌になるタイプである場合は、相手を自分の機嫌でコントロールしようとする精神的DVの傾向も考えた方がいいかもしれません。

いずれにせよ、パートナーに指摘されたことは冷静に受け止め、改善を試みることができる夫婦なら、不満を伝えたり喧嘩をしてしまっても必ず仲直りできる仲良し夫婦でいられることでしょう。

お互いの趣味を受け入れる

たまに「夫が棚に飾ってるガンプラがインテリアと合わないから売った」「妻のブランドもののバッグが一年も使っていないようなので売った」というような、パートナーの私物を勝手に処理することについて、SNSで話題になることがあります。

これは夫婦仲を保つことにおいてはかなりのNG行動。好みの問題や価値観の問題以前に、そもそも結婚したからといって相手の持ち物を自分の好きにしていいということにはなりません。

共有財産は二人の名義で築き上げた財産のことを指すので、パートナーが自分で稼いだお金やお小遣いで買った私物は「特有財産」であり、勝手に処分することは法的にも認められていません。

フィギュアやプラモデルなど、いわゆるオタクのアイテムや、ブランドもののアイテムは、個人の好みによってはその価値がわからなかったりします。ですが、人の好みもその人の個性の一部なので、夫婦ならば受け入れるほかありません。

どんなものも、飾り方によってはおしゃれになりますし、収納に収まるものは使わなくても腐りはしません。お互いの好きなものはできるだけ受け入れて、二人にとって居心地のいい家を作りましょう。

参考:家族が人の物を勝手に処分!これって罪じゃないの?訴えるべき? | 法律情報局

自分と相手のスペースを作る

筆者も夫とは大きな好みの違いがあります。夫はヘビメタ好きで私はシルバニアファミリーが好きですが、ゴツいと可愛いで、水と油のように相反してしまうので、それぞれが好きなものを飾る場所でやや揉めたことがあります。

そういう場合は、お互いの専用スペースを作ることで解決します。

たとえば、「この飾り棚は私の、こっちはあなたの」というふうに、お互いが干渉しないと約束した場所に自分の好きなものを飾ろう、というもの。

そういうわけで、筆者の家のリビングにIRON MAIDENのポスターとシルバニア赤ちゃんシリーズを飾った棚が対角の壁ぎわに飾られています。あとはインテリアのバランスで相談し、飾りたいものを飾る場所を決めることもあります。

新しく買う家具でもお互いの好みに合うものを選びますし、二人で暮らすスペースに置くものは勝手に決めることはありません。

クローゼットやタンスも共有ではなく、別々のスペースや引き出しを作れば、収まり切る分にはお互いの物に手出しできないはず。

お互いの好みが違うときは、「混ぜるな危険」が鉄則ということ。バランスよく別々の専用スペースを作り、お互いの好きなものを配置しましょう。

相手の自由を尊重する

「既婚者になったら、独身時代のような遊び方はできない」と思っている人は多いのではないでしょうか。これは半分正解、半分誤りです。

当然ですが、結婚したらパートナーの合意がない限りは合コンやクラブ遊びはやってはいけません。「友達に誘われて」という言い訳も効きません。異性遊び自体、決まった相手がいるなら普通はしませんよね。

ただ、友達と飲み会に行ったり、一日中遊びに出かけるのは、許してあげるべき。

結婚してからあまりにも自由行動を制限されてしまうと、「独身時代はよかったな」と思えてきます。

二人が暮らす家を「帰りたい場所」にするためにも、最低でも月に2回くらいの自由は許してあげましょう。

自分にとっても、たまには羽を伸ばすことも大切です。友達と一日中遊んだり、仕事の飲み会に参加したり、相手と離れる時間を作ることでストレスも解消できますし、気分転換にもなります。

一人の時間を作るのは大切

結婚を機に田舎に引っ越したけど、まだ運転免許を持っていない場合や、普段の仕事がリモートワークで料理などの家事も担当している場合、平日はあまり自分一人で外に出かけない生活になりますよね。

あるいは夫婦がお互いにリモートワークや、または夫婦共同の仕事をしている場合などは、四六時中顔を合わせていることになるでしょう。

そんな毎日のなか、家庭から離れる時間はどれだけ取ることができるでしょうか?

たとえ住んでいる家が大好きで、パートナーのことが大好きだとしても、普段の環境から離れたり、自分一人の時間が持てないと、気がつかないうちに息が詰まってしまいます。

環境からくるストレスは、なかなか自分で気が付きにくいもの。最近、なぜかパートナーとよく喧嘩してしまう、イライラしてしまうというときは、息抜きに家庭から離れる時間を作ってみましょう。

家やパートナーから離れることで、改めて「パートナーのいる家が好きだな」と思うこともあるかもしれません。必要ならパートナーと相談して、自分だけの時間を持つようにしてください。

言葉でしっかり説明をする

自分の要求は、説明しないと伝わりません。自分が相手にしてほしいことは、その理由を含めて相手に言葉で伝える必要があります。

人の考えていることや欲していることを察する能力は人によって異なりますし、人との相性によっても得意な人、不得意な人が現れます。ただ、結婚したパートナーだからといって、「察する力を伸ばせ」というのは無理な話。

相手にしてもらいたいことは、はっきりと言葉で説明しないと伝わらないのです。

たとえば、仕事で嫌なことがあってパートナーに愚痴を聞いてほしいときがあるとします。その時注意したいことは、人によっては「愚痴」と「相談」の区別ができない場合があること。

「ただ話を聞いてもらいたいだけなのに、相手がいらんアドバイスをしてきて腹が立つ」ということがある場合は、原因がこちらの説明不足であるかもしれないのです。

話のすれ違いを避けるためにも、相手にしてほしいことは「察しろ」と黙っているのではなく、はっきり「こうしてほしい」と説明しましょう。愚痴などは「ただ聞いて相槌を打っててほしいだけなんだけど」と前置きをするだけでも、相手のリアクションは随分変わります。

「要求」と「感想」を区別しよう

他にも、「暑いなあ」「お腹すいたな」などと「感覚」をなんとなく口に出すだけでも、人によっては「自分に解決してほしいのかな」と勘繰る場合があります。

そういう献身的な人にとって、暑いとか寒いとか、ただぼやいているだけのことも、「自分はどう解決すればいいんだろう」とストレスに感じてしまうことがあるようです。

パートナーと会話するときのお互いの癖を理解しましょう。それだけで、つまらない喧嘩が減ることがあります。

自分が伝えたいことがうまく言葉にできない、というときもあるかもしれません。そういう場合も、冷静な時にゆっくり思い出ながら、文字に書き出してみると整頓できるでしょう。

小説などの文学に触れることでも、自分の胸の内にあった複雑な心情と似た出来事を物語の中に見つけることができるかも。

言葉で伝える、ということは、夫婦にとって最も大切なことと言っても良いでしょう。コミュニケーションが夫婦円満のコツですから、自分が伝えたいことはきちんと言葉にできるようにしてください。

金銭管理を怠らない

夫婦がお互い金銭管理をきちんと行うことは、穏やかな結婚生活を送る上で必要なことです。

共働きでも、片働きでも同じこと。支払うべき支払いや毎月の貯金など、社会人として必要なお金の管理は自分でこなせないと、相手の仕事が増えてしまいます。

特に、片働きの家庭の場合は、片方の収入のみが家庭の収支になりますから、相手が「なんでも好きなもの買っていいよ」とでも言わない限りは、相談なしに大きな買い物をすることはできません。

収入を支えるパートナーのお金を、相手の許可なく勝手に使ってしまうのは、家庭内だとしても不誠実なことです。結婚生活がうまくいくようにしたいと思うなら、お金関係で相手の信頼を裏切ることはしてはいけません。

共働きで、お互いが自分で稼いだお金をそれぞれが別々で管理しているならまだ健全ですが、それでも自分のお金を無駄遣いしすぎて相手にお金を借りないといけない状況にはならないようにしましょう。

結婚したからといって、お互いの信頼と尊敬が損なわれないということはないのです。お金は社会の信頼の数値なので、頼れるパートナーであるためにもデータできっちり管理しましょう。

お金の問題は悲しい喧嘩の元

お金の問題でパートナーと喧嘩するのは、とても嫌なことですよね。特にお金がないことで喧嘩するのは悲しいことです。

生活費に必要なお金を個人の買い物に使ってしまったり、貯金をしていなかったために緊急時にお金が足りなかったり。自分のミスを指摘されたり怒られることが好きな人はいないでしょう。

「お金がない」ということは、ただでさえストレスが溜まるものです。そこへ結婚相手のミスが加わってしまうと、怒りたくない相手に怒らないといけなくなります。

浪費癖のある人は、パートナーとお金にまつわる喧嘩をしたことが何度かあるのではないでしょうか。

収入が低い場合は仕方のないことかもしれませんが、その場合も支出を減らすことでバランスを取らなくてはいけません。

結婚をして家庭を持つことは、お互いに対して責任を持つということ。事故や病気や怪我など、何かあったときに相手を助けるには、お金が必要です。

後悔することになっては遅いので、お金のことには十分気をつけましょう。お金のことで怒られるということは、パートナーに呆れられる以上に心配されているはず。

相手の将来への不安を解消するためにも、お金のことで喧嘩しないように努力しましょう。

外のストレスを持ち帰らない

「仕事から家に帰れば、温かい料理を用意して待っていてくれる人がいる」ということは、結婚の醍醐味でもありますよね。

しかし、実際は毎日がそんな暖かな風景になるとは限らないかもしれません。もしパートナーが仕事など家の外で受けたストレスを家庭に持ち帰れば、たちまち家庭内に険悪なムードが満ちてしまうでしょう。

仕事のストレスも、通勤のストレスも仕方がないことです。しかし、そのストレスを押し付けられる家族は、とばっちりを受けるも同然。

自分のイライラを無関係の他人に渡してはいけませんよね。大人たるもの、自分の機嫌は自力で直すべき

イライラしている人は、無自覚でも周りの人にそのイライラを振りまいてしまうものです。感情を抑えることは簡単ではありませんが、愛する人のためにも八つ当たりをすることはやめておきましょう。

家庭のムードを大切に

一緒に暮らす相手が常にイライラしているのは、しんどいことです。いつかデートをしたときは穏やかで優しかった相手が、いざ同じ家庭に入ると毎日ストレスを溜めていると、まるで違う人と結婚したような気分になってしまいます。

家の雰囲気は、住んでいる人の感情が作るもの。毎日笑い声のする家庭は朗らかな雰囲気になりますし、毎日喧嘩をする声が聞こえる家庭はギスギスとした雰囲気になります。

ストレスを家に持ち帰る日が多くなるほど、家庭のムードは悪くなり、パートナーとの仲も険悪になっていきます。イライラした人は言動も粗暴になりますし、パートナーに対して酷い言葉を投げかけてしまうこともあり得ます。

家族に八つ当たりをすることは、場合によっては家庭崩壊も招く可能性もあるもの。結婚生活がうまくいくかどころではないので、家庭のムードは壊さないように、大切にしましょう。

デートをする

恋人同士のデートは「二人で会う」ことが一番の目的になりますが、結婚して同じ家に住むようになると、デートの目的が変わります。

それは「二人でロマンチックなお出かけをする」ということ。お互いに会うことは結婚することで毎日達成されているようなものですから、夫婦のデートは恋人同士のようなロマンチックな時間を楽しむことを目的にしてみましょう。

普段は寝起きのボサボサの髪、無精髭、すっぴんの姿を見慣れていても、おしゃれをしてデートをすると、お互いを改めて異性として意識できますし、どこか新鮮な気分を味わえます。

結婚すると二人で出かけるときも身だしなみに手を抜きがちになりますが、時には好きな人にアピールをするような気持ちに立ち戻り、二人の時間を楽しんでみてください。

彼氏彼女の時代に戻る

結婚や同棲をすると、どこかへ二人で出かけるときも、駅やカフェで待ち合わせをすることなく、同じ家で支度をして目的地に向かいますよね。

それもとても幸せなことですが、たまに彼氏彼女だったときのようなデートをしていた時のことが懐かしく感じるかもしれません。

メッセージのやり取りをしながら待ち合わせをして、お互いのファッションを見てかわいいな、かっこいいなと感じたり、デートをする一日の限られた時間を有効活用するために、一緒に何をするか考えたり。

帰り際に相手と離れたくなくて恋しくなったりなど。恋人時代のデートを思い出すと、甘い気分になりますよね。

結婚すると、そんな初々しいデートはもうできない、と思うかもしれません。二人でどこか出かけるにしても、同じ家から出かけることでサプライズ要素が減るので、なんとなくマンネリしてくることがあります。

なので、たまには別々の家に住んでいた恋人時代のようなデートを、擬似的に再現してみるのもおすすめです。どちらかの仕事の帰りか、用事の後に、おしゃれをしてどこかで待ち合わせをしてデートをするのです。

そうして少し距離感を離すことで、改めて相手に対するドキドキ感が戻ってくることもあります。結婚して一緒に生活しても相手の全てを知ったわけではないと再確認する時間を作ることで、「この人と結婚してよかった」と改めて思えるのではないでしょうか。

スキンシップを取る

夫婦の男女の関係を保つのは、何よりスキンシップが重要といわれています。もっと端的に言ってしまえば「定期的にセックスをすること」。

いつまでも新婚夫婦のようにラブラブな関係でいるためには、適度に夜のコミュニケーションを取ることが効果的。

ただし、これが難しくなる場合もあります。なぜなら、結婚後に夫婦がお互いに対する性欲が減ったり、なくなってしまうことがあるから。

一般的に多いのは、妻の体型の変化や、日常の姿を見過ぎた、などの原因で性的魅力を感じなくなってしまった、または夫をまるで子供を世話するように面倒を見ないといけないせいで、夫を男として見られなくなってしまった、という原因です。

そのほかにも、うまく説明ができないようなさまざまな理由も含め、結婚当初から徐々にセックスレスになる夫婦は全体の半数にも及びます。

このことだけ考えると、まるで夫婦関係は半数以上が終わっているかのように見えるかもしれません。しかし、夫婦というものが「したい時にセックスができる関係」などではないことくらい、読者の方にもわかっていると思われます。

同じように、夫婦のスキンシップとは、セックスだけに限りません。キスやハグなども大切なスキンシップです

特に女性側は、セックスについては愛情を感じられることを重要視する人が多く、セックスの一連の流れを通さなくても満足できる場合もあるので、夫婦で触れ合うことを忘れなければ、セックスを迫らなくても夫婦仲は保つことができるのです。

参考:第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ 2020 (調査結果の概要) 一般社団法人日本家族計画協会 家族計画研究センター所長 北村邦夫

セックスレスを恐れない

男性の場合、セックスの目的が「快楽を得ること」が主な目的となりがちです。

夫婦の場合、妻が最も夫の欲求を理解している相手になるため、安心して身を任せられるということもあり、夫は定期的にセックスを求めるでしょう。

ただ、妻側の要因でセックスレスになっている場合、男性が溜め込む性欲をうまく発散できなくなってしまうことがあります。

その結果、浮気に走る人もいるかもしれません。しかし妻側が本当にセックスをしたくない場合、夫の心を自分に留めようと欲求に無理に応じるようになってしまうと、夫婦仲は逆に拗れていってしまうでしょう。

しかし、夫婦はセックスをするだけの関係ではないということを改めて思い出しましょう。快感を得て性欲を解消するだけのためなら、お互い結婚して夫婦になる必要はないのです。

一人の人間として、お互いが必要だから結婚するのではないでしょうか。そのため、セックスレスを極度に恐れなくてもいいのです。

下世話な話かもしれませんが、夫の欲求をスッキリさせるための手段は色々とあるはず。自分の心や体に負担をかけることなく、夫婦の性生活を見直してみてください。

仲良し夫婦を続けるコツとは

仲良し老夫婦

ここからは、夫婦円満の秘訣の番外編として、もっと概念的な「コツ」についてお話ししましょう。

「これをすれば吉」というピンポイントの秘訣というよりかは、もっとざっくりとした大枠のヒントということです。

夫婦の倦怠期の乗り越え方や、明るい家庭を作る方法相手の欠点を受け入れる方法など、状況別のアドバイスをお話しします。

倦怠期を乗り越えるために

夫婦の倦怠期は、恋人の倦怠期とは解決策が異なります。

たとえば、恋人の倦怠期なら、少しの間デートをお休みして相手と距離を作ってみるなど、相手のことを考えない時間を作ることで頭を冷やすことができたでしょう。

しかし、結婚して同じ家に住む夫婦同士が距離を取ることは難しいですよね。

たとえ家が広くても食事を摂る時には同席するのが普通ですし、パートナーを置いて友達と旅行に出かけるにしても、倦怠期だと感じた時にすぐ行けるとも限りません。

最近喧嘩をすることが増えた、相手になんとなくイライラしてしまうなど、夫婦の倦怠期が訪れたら、どんな行動が解決につながるのでしょうか。

夫婦の倦怠期の解決策とはまず、「変わっていく関係を受け入れる」こと。

男女の恋愛感情から家族の愛情へと相手への気持ちが変わっていくように、夫婦の関係は小さく変化していくもの。

長い付き合いになればなるほど、ときめきの気持ちが薄れていくのは当然です。それでも二人で一緒にいたいと思えばこそ、家族としての絆が強くなっていきます。

あるいは、今まで知らなかった相手の一面を知る瞬間や、髪型やメイクなどを変えていつもと違う雰囲気になった時など、相手に対してあらためて「いい女/男だな」と思うこともあるでしょう。

そんな時には、ときめきの気持ちも再び戻ってくるかもしれません。

共通の趣味・自分だけの趣味

パートナーとの結婚生活に慣れてきて、毎日退屈だなと感じる日々が増えてきたら、新しく趣味を見つけましょう。

二人でできる趣味が増えると、相手の新しい一面を知ることができ、より仲良しになれかも。たとえば流行りのボードゲームを買って遊んでみたり、二人ともやったことのないスポーツを始めてみるなど。

または、相手の欠点のことを考えてしまってイライラする、反対に相手の自分に対する興味が薄らいだ気がするなど、二人の関係性に小さな曇りが生まれた時には、自分一人の時間を作って、孤独に趣味に打ち込んでみてもいいでしょう。

夫婦で一緒に暮らしていると、つい相手のことを全部知った気になってしまうことがあります。相手から離れて一人で新しい趣味を始めたり、一人の時間を保つことで、「自分/相手は別個の人間として独立しているんだな」と感じることが必要になるのです。

人の思考は読み取ることができませんよね。相手の行動パターンはある程度わかっても、何を考えているか具体的な部分までは本人以外の誰にも分からないもの。

パートナーには自分の知らない部分があるということは常に忘れないようにしましょう。きっと、その知らない部分の隙間で愛が生まれるのです。

ずっと二人で笑っていられる家庭を作るには

理想的な家庭とは、家族が笑顔で暮らす家庭ですよね。険悪なムードや暴力的な言動のない、リラックスした雰囲気の家には、いつでも帰りたくなるものです。

そんな素敵な家庭があるのは、ただ夫婦の性格の相性が良いから、というだけではありません。その夫婦がお互いに家の雰囲気を柔らかくしようと意識しているからです。

程よい喧嘩も悪いものではないですが、夫婦だからといって自分が思っていることを相手になんでも言って良いわけではありません。時には、打ち明けない方がいいこともあります。

たとえば、精神科医やカウンセラーに話すべき内容は、パートナーには重すぎることもあるでしょう。

たとえば、うつの傾向があり、たまに死にたいと思うことがある…という話は、相手にもどう解決すべきか分からないことですし、ただ悲しくさせてしまうだけ。メンタル面の不調は、パートナーよりも専門医に相談するべきことなのです。

ではどんな行動が家庭の雰囲気を良くするのかといえば、お互いが緊張する瞬間を作らないことです。

具体的には、変な話かもしれませんが「目の前でおならをする」などの恥ずかしい行動を惜しみなくすることなど。

おならやトイレなどの、恋人の前では恥ずかしくてできなかったことは、家族になった相手とはある程度許し合う方が健康的です。セクシーな雰囲気が作れなくなると思うかもしれませんが、ふざける瞬間とロマンチックな時間は分け、メリハリをつければ問題ありません。

本当に変な話でやや申し訳なく思いますが、お互いのおならやう○こが臭いことを笑いあえる家庭の方が、落ち着いて生活できるのではないでしょうか。毎日、夫婦の間で面白いと思うことを増やしていきましょう。

夫婦でアホになる?

夫婦で冗談を言い合うことで、和やかな雰囲気の家庭を保つことができます。

外で見かける仲良し夫婦も、たとえ一見クールでおしゃれに見えたとしても、必ず人前で披露するのが恥ずかしい「内輪ネタ」を持っているもの。

夫婦だけで通じるオリジナル言語、変顔、下ネタ、などなど。夫婦でお互いに「アホな一面」を共有することでより仲良し夫婦になれます。

同じ家で暮らす相手に対して、かわい子ぶったりカッコつける時間はそれほど必要ありません。相手をいかに笑わせるかと考えることも、おしどり夫婦の秘訣なのです。

恋人であり、親友であり、最高の悪友である夫婦になりましょう。

相手の欠点を受け入れる方法

相手のことが好きで好きでたまらない付き合いたての時期から、交際をはじめて1年後くらいになると、相手の欠点について何かと見つかってきますよね。

それから同棲、結婚と相手との距離が縮まるごとに、友達には気がつかないような長所も短所も見えてくるものです。

結婚して数年が経てば、知りたくなかったような欠点もわかってくるのではないでしょうか。人は他人に知られたくないような悪い性質を隠し通そうとするものですが、一緒に暮らすパートナー相手だと、ボロが出てしまうのでしょう。

最悪の場合では、その「悪い性質」が身体的・精神的DVの傾向であること。パートナーの精神に異常をきたすものですから、DVの気がある場合は離婚を考えなければならなくなります。

ただ、特別にイライラしている時など、ストレスのある状態では、悪い面が表に出やすくなります。普段とは人が変わったように優しさがなくなってしまう人もいるでしょう。

あなたは、パートナーの悪い面をどこまで受け入れることができるでしょうか?実は、この点がこの先結婚生活を幸せに続けられるかどうかの分岐点になります。

本当は受け入れられないような相手の悪癖を受け入れて我慢し続けてしまえば、いずれあなたの方に限界がきます。同時に、自分の欠点を棚に上げて同程度の相手の欠点を拒絶すれば、この先続いたはずの結婚生活も終わりを迎えるでしょう。

絶妙に難しいバランスではありますが、欠点も地道に指摘すれば改善されることもあります。

相手に「こういうところを直してほしい」と臆することなく伝えることも、パートナーの指摘を受け入れることも、夫婦仲のためには大切なこと。相手の欠点を受け入れがたい時にも、改善する努力をしてもらえるなら、すぐに希望を捨てる必要はないのです。

愛と依存の違い

誰がどうみてもDV被害に遭っているのに、自立して生活をすることを面倒だと感じたり、相手の収入でまかなえる生活を手放したくないがために結婚生活を続けてしまう人もいるでしょう。

特に、傷が目には見えない精神的DVの場合に多い問題です。定期的にパートナーに人格を否定されるようなひどいことを言われても、相手がいる方が生活が楽だから我慢し通してしまうなど。

相手が必要だからではなく、相手の生活力が必要が故の婚姻関係の継続は、愛ではなく依存になってしまっているかもしれません。

依存関係は夫婦円満な関係とはいえないでしょう。「愛」というものが何であるか、語ることは難しいですが、愛というものが「利害関係を超えてお互いを必要だと感じること」だとするなら、「相手を利用しなければいけない」という依存的な感情は、一般的には「愛」とは異なります。

結婚生活をうまくいくコツとは、ある意味では「結婚生活をお互い無理なく幸せに送れる相手を見つける」ことでもあるのです。今のパートナーと依存的な関係になってしまっているなら、まずは自立すること、そして相手を自立させることから考えてみてください。

完璧な人間はいない

幸せな結婚生活とは、「特に努力しなくても相手と一緒に毎日リラックスして過ごせる」ことだと思われます。

相手の欠点を受け止めたり、自分の欠点を直す努力をするなど、多少は人として成長するために努力しなければいけない部分はあります。しかし、相手を喜ばせるために毎日努力を続けないといけない生活は、いつか必ず疲れてしまうでしょう。

大人たるもの、自分の世話は自分でできる、自立した存在であるのが当たり前のことです。自立した大人同士だからこそ、結婚や同棲をすることで家事の分担など生活が楽になるのです。

ただ、人には得意不得意があります。相手の不得意を補うことができるパートナーがいる心強さも、結婚の利点といえるでしょう。

お互いに協力しながら、生活を豊かにしていくために前向きに暮らすことができるだけで、結婚生活は十分に幸せなものになります。

肩の力を抜いて、相手の良いところを見つめながら、まずは自分自身が楽しんで結婚生活を送ってください。

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わさ美

国際結婚ライターのわさ美です。これまで日本人男性とも色々と恋愛を重ねてきましたが、なんやかんやで全部失敗。しかし2018年に出会ったアメリカ人男性と2020年に国際結婚し、現在はアメリカのワシントン州で暮らしています。子供は今のところ持たない予定。