【ほんとに大丈夫?】結婚に不安を感じたらどうする?不安を解消するためにできること

【ほんとに大丈夫?】結婚に不安を感じたらどうする?不安を解消するためにできること

「あなたと結婚したいです」という意思は、一般的にプロポーズをする側とされる、男性からのみ伝えられるものではありません。女性から「逆プロポーズ」をすることもありますし、「私たちの関係に未来ってあるの?」などと、暗にせかされる場合もありますよね。

そうして、女性も男性も、「結婚してください」と言われて「YES」の返事をしたとしても、どこか心の底でモヤのかかった感情をぬぐいきれず、不安を感じることがあるのではないでしょうか。また、プロポーズした側も同じように不安になることがあります。

結婚における不安は「マリッジブルー」と呼ばれています。マリッジブルーは、たとえ夫婦になる2人が心の底から同じくらいの気持ちで「結婚したい!」と思っていたとしても起こるもの。

それは、ひとつは「結婚後の自分を取り巻く生活環境の変化」に対する不安であるでしょう。もしくは、「本当にこの人と結婚して大丈夫なのだろうか」という不安をはじめ、他にも言葉にできない漠然とした不安に押しつぶされそうになってしまうことも。

ただでさえ結婚に関する手続きや準備は忙しいものです。忙殺される中、自分の感じるストレスをクリアにしないままでいると、何かのきっかけで爆発し、望まない婚約破棄や離婚などの取り返しのつかない問題にもつながるかも。

これから結婚を控えており、これから先の未来が不安でたまらないときには、まずその不安の原因をはっきりと言語化し、解消法を探りましょう。

結婚に対する漠然とした不安の原因とは

浜辺のカップル

結婚にまつわる不安は、人それぞれに形がことなりますよね。新居へ引っ越しをするにしても、住んだことのない土地に行く場合は、それだけでも心への負担が増えるものです。

それに、家庭を持つということは、色々と自分の環境を変えることになります。仕事や住居、お互いの家族関係、人間関係、また苗字など、ありとあらゆる物事が結婚をきっかけに変化するでしょう。

環境の変化は、それだけでストレスの原因となるもの。それがいくつも重なってのしかかってくるので、「結婚には一切不安を感じない」という人はさほど多くはありません。結婚自体には希望を抱いていても、その周辺の出来事は完全にストレスフリーなものばかりではないのです。

あるいは、結婚相手に対する不安もあるかもしれません。世の中でささやかれている「結婚したら相手の態度が豹変した」などのエピソードは、結婚を控えたカップルを不安にさせるには十分なリアリティがあります。

結婚した人は、感情の差はあれ「この人なら」と思って結婚しているはず。ただ、人には「恋人としては素晴らしい人」であっても、「共同生活を送るには難のある人」もいて、結婚をして一緒に暮らさないとわからない長所短所もあるものです。

また、金銭的な負担、家事動労の負担など、どちらか一方にのみ負担が傾けば、結婚生活を故意に破綻させるような行動、つまり「悪意の遺棄」として離婚問題にも発展します。

結婚は、お互いを支える努力無くしては成り立たない幸せ。そのため、相手に努力の傾向がない場合は不安が生まれるのも仕方のないことかもしれません。

このように、結婚にまつわる不安の原因は色々とあるもの。人によって細かく異なりますから、結局は自分自身の心と向き合い答えを出すほかありません。そのためにも、以下から具体的に「結婚に対する不安」を言語化するヒントについてアドバイスしていきます。

人生のターニングポイントだから?

結婚は、人生を変える大きなきっかけとなり得るもの。昔の人のように「家同士の繋がり」という意味合いが現代では薄れているので、恋人関係の延長線上のようでもありますが、実際のところは概念として異なります。

夫婦となることは家族になることで、「家庭を作ること」であり、両家との関わりや社会的な立場などさまざまな物事に影響することです。親族と縁を切っていない限りは必ず両者の家とも繋がりができますし、お互いの人生にお互いが責任を持つことになります。

そう考えると、恋人関係とは別物ですよね。恋人も付き合いが長く、お互いの家族公認の関係となれば「内縁」として認められることもありますが、わかりやすいところでは、どちらかが怪我や病気などのアクシデントがあれば、真っ先に連絡がいくのが夫婦(家族)です。

極端な話では、もしどちらか一方が病気や事故などで植物状態となってしまったとき、前もって本人が意思表示をしていない限り、生命維持装置を外すかどうかの選択は家族が相談して決めます。

ここで「家族」とは基本的に「家計を同じくするもの」という意味になるので、同棲していない恋人はただ外側から見守るだけしかできないかもしれません。また、生命保険や遺産相続なども、遺言による遺贈がなければ家族に限定されます。

収入も、結婚をすれば自分だけのものではなく「夫婦の共有財産」となるので、結婚をして夫婦になることは、相手の幸せも、不幸も、責任も何もかも共有することなのです。

すると、結婚をするということには覚悟がいるものかもしれません。その覚悟が自分にあるかどうか、自信がないことも不安につながるでしょう。

「自分一人だけでも精一杯なのに、パートナーを支えられるだけの力が自分にあるのだろうか…」という不安です。

結婚は確かに自分を変えるきっかけであり、人生を前に進める出来事です。ただし、「楽しいことばかりではない」ということをわかっている人ほど、責任問題に不安を感じることかと思われます。

変化に対する不安の心理

自分をとりまく環境の変化は、それだけでストレスになるものです。新しく学校に入学するときの不安、クラス替えをして見知った友達と離れる不安、新入社員として会社という組織に入り仕事を始める不安…など、「想像もつかない未来への不安」は、十分に心労となります。

人の心理(脳)は「わからないこと」を恐れ、また自信や環境の変化は「不明なもの」をたくさん生み出します。自分が今まで覚えたことや知っていたこと、ルーティーンが通用しなくなることに不安を覚えるのです。

基本的に、人は「変わりたくない」と思うもの。しかし、結婚をするということは、間違いなくあなたの人生を変えることになります。心理的には、結婚に対する不安とは、単純な「変化に対する恐れ」が大部分を占めるのではないでしょうか。

結婚したら変化するものごと

では、結婚をすると具体的に何が変化をするのかを、法的なことを除き、心理的な面を中心に考えてみましょう。

まず、これまで同棲を経験してこなかったカップルは、夫婦二人で住む住居への引っ越し、そして共同生活が始まります。

どんなに仲良しの相手でも、同じ家で一緒に寝起きをすることは、初めはストレスになることがあるでしょう。入籍をしたり、結婚式の段取り決めなどに加えて同居を始めると、いろいろな手続きに加えて生活のストレスも合わさってしまい、耐えられなくなる人も出てきます。

そのため、できれば少なくとも、諸処の手続きを進める数ヶ月前から同居を始めておく方がいいかもしれません。

次に、金銭の使い道を2人で考えるようになります。共働きの場合は、一方が家賃などの固定費用を負担し、もう一方が食費と光熱費などの変動費用の支払いを請け負うというケースが多いようです。

そして、これまで個々で好きにしていたであろう、好きなものを買ったり、友達と飲み会に行く時の出費について気を使うようになるかもしれません。

夫婦になると、生活費の確保や、子供ができたときの養育費や学費などの将来に向けた貯金も考えるようになります。すると「ソシャゲのガチャで数万円溶かす」というような無駄遣いは控えなければいけなくなるかも。

夫婦によっては、お互いの財布を分けていたり、お小遣い制にするカップルもいます。ただ、中には、夫婦の一方が「自分の収入を全部取られてATM化する」という不幸なケースも。それぞれ精神的に負担にならないような金銭管理が必要です。

また、社会的な立場も少し変化します。独身ではなくなると「地に足のついた」とみなされ、いわば「若造」から「中堅」という印象に。メリットとしては、会社などの組織でも家庭を気づかわれ「飲み会に連れまわされる」というケースも減るかもしれません。

ただ、女性の場合は結婚をきっかけに就職で不利になることもあるようです。現在の日本では、結婚をきっかけにした「変化」で負担がかかるのは主に女性側といえるでしょう。

特に妻にのしかかる環境の変化

現在、日本の制度では夫婦同氏制で、結婚(入籍)すれば苗字を夫婦で同一にしなければいけません。

一般的には、どちらかがもう一方の「戸籍に入り」、その家系に属することになります。そして、多くは女性が男性側の苗字を名乗ることになります。

ここでは、必ずしも女性が男性の戸籍に入らないといけないというルールはなく、男性が女性側の苗字に変える、いわゆる「婿養子」といわれる形もあります。稀ですが、夫婦で新しく戸籍を作り、どちらのでもない新しい姓を夫婦で編み出すというケースも。

しかし、男性や男性の親族の強い希望で女性側に姓を変えることを強要するというパターンは多いもの。特に男性の家が田舎の地方で、長男である場合には、「家を継ぐ」という意味として、女性が「嫁ぎ」、従属するような形で入籍することを希望されることも。

TwitterなどのSNSでは、「相手が大好きで結婚したいけど、苗字を変えたくないと話したら猛反対され、辛いけど離婚を考えている」という投稿もいくつかみられます。

「名前を改名しろといわれているわけでもなしに、ただ姓を変えることくらいで」と思われるかもしれません。しかし、たとえば研究者の場合、姓(名前)が変わることでこれまでの研究実績が白紙に戻ってしまう場合もあります。

また、生まれ育った家族と別の苗字になることで、「もう同じ家族じゃないんだな」と悲しく感じることも。姓を変えることは、一概に「なんてことない」とはいえないものです。

また、女性が結婚をすると、周囲から「すぐ子供を授かるだろう」と思われる傾向があり、新婚の女性が就職活動をしても、子供を持つかの選択肢を問う前に「すぐ産休を取るような人は雇えない」という理由でうまくいかないことも。

現在、夫婦で共働きである世帯は、男性雇用者と無職の妻(専業主婦)の世帯の割合よりも圧倒的に多いです。経済難もあり、家計を支えるためには昭和期のように男性だけでは十分ではないという側面もあります。

しかし、結婚をしても仕事をし続けたい女性にとって、結婚をして苗字を変えることや「既婚者」というステータスを持つことには、困難が立ち塞がるケースが多いのです。

結婚をして妻になることにおける環境の変化は、夫の戸籍に入ることを半ば強要されるような形になると、特にストレスになるでしょう。時には、夫側の両親の介護などを期待されている場合もあり、昔ながらの「妻の役割」を担わなければならない時にはさらに負担になり得ます。

マリッジブルーを経験する女性の割合は、男性よりも多い傾向にあります。結婚に向けて、苗字や職場環境の変化、親族との関係性も、女性の結婚における不安要因として大きなものなのではないでしょうか。

夫が背負う「責任」とは

夫となる男性側も、結婚に向けての不安でマリッジブルーになるケースは5割弱ほどといわれています。その理由も、妻となる女性側とは少し異なるでしょう。

まず、「相手を幸せにすることができるのか」という不安。現代では共働きの家庭が一般的であるとはいえ、金銭的に家計を支えられるのか、自分が家長として家庭を導いていけるのか、という不安を感じる人が多いそう。

そうした「男として」の」責任を重く受け止めることで、結婚生活が不安になるということ。経済的にも男性の方が女性よりも賃金が高い場合が多いので、結婚式の費用や、引っ越しの費用なども男性側が負担し、貯蓄を使いはたしてしまうことで不安を感じることもあるようです。

または、「今までのような自由な時間が持てないのではないか」という不安もあるかもしれません。

結婚をするということは、お互いが支え合うという約束ありきのものです。あまり「自分一人でなんでもこなさないといけない」とは考えず、プライドが高い人でも、妻になる相手に相談をすることも少しずつ増やしていくと良いでしょう。

結婚したら相手が豹変する?

結婚に向けての不安は、「環境の変化に対する不安」のほかに、結婚相手に対する不安というのもあるでしょう。

浮気癖や浪費癖があったり、食生活がだらしない、また経済力や決断力がないの相手と結婚する場合は特に顕著でしょう。不健康や経済的な不安も自分一人だけのものではなく、パートナーにも重くのしかかっていきますから、独身時代よりも自己管理には気をつけなくてはいけません。

または、「結婚する前は優しくてしっかりした人に思えたのに、結婚後にその相手に対する態度が豹変する」というケースもあり得ます。

結婚相手の恋人に、どこか隠し事をされている予感や、心に壁を感じる場合など、何か信頼しきれない部分が少しでもあると、結婚相手に不安を感じてしまうのは自然なことかもしれません。

恋人も結婚相手も、たとえ家族だとしても、近しい相手の性格や価値観、考えていること全てを把握するのは一生かけても不可能なことです。そのため、相手が将来的にどんな人格を表してくるのかは未知なこと。

誰かと毎日一緒に暮らしていると、相手が何か大きなストレスを受けた時の態度も一番間近で見ることになります。夫婦のように、お互いを支え合う間柄だと、つい相手に甘えてしまい、八つ当たりをしてしまうこともあるでしょう。

そのとき、相手がどこまで自分を律することができるのかは重要なこと。周囲の人から見ると印象が良くても、身内には厳しい「内弁慶」という可能性もありますし、「そうは見えないけど実はDVやモラハラをする人だった」ということもあるかもしれません。

あなたの結婚相手は大丈夫でしょうか。自分自身のことも振り返りつつ、いまいちど相手の人柄について考えてみましょう。

結婚後に変わる男性の特徴

「結婚する前までは優しかったのに、結婚をきっかけにモラルハラスメントや家庭内暴力をするようになる男性」という存在について、たまに耳にすることがあります。

妻の方から切り出す離婚原因には、「性格の不一致」意外に「暴力を振るう」「精神的に虐待する」「生活費を渡さない」などがありますが、そもそもなぜそのような不出来な人と結婚してしまったのかといえば、みんな初めからそんな悪い人ではなかったから。

あらかじめDVやモラハラの傾向があるということがわかっていれば、誰もそんな人とは結婚しないはずですよね。そうした傾向は、結婚後の「夫と妻」という関係性になってから徐々に現れるといいます。

では、結婚後に豹変してDVやモラハラをする夫になってしまう男性の特徴はどのような点が挙げられるでしょうか。ひとつは、「八方美人であること」「外面が良いこと」です。

妻に精神的・身体的に暴力を振るってしまうような心に闇を抱えている男性は、周囲の人間に欠点を悟られないようにすることに長けています。特に初対面の相手に対して人当たりがよく、第一印象が優れているでしょう。

まさに「営業マン」という感じでしょうか。ただ、他人に良い印象を与えますが、身内や目下の相手になるほど乱暴な態度を取るようになります。

たとえるなら「隠れて社内いじめをするタイプ」であり、相手の仕事上のミスではなく人格そのものを責める傾向もあるでしょう。また、そのいじめも巧みに周囲にバレないように行うので、いじめのターゲットからすれば非常にタチの悪いタイプです。

次に、「基本として男尊女卑的な思考である」「亭主関白」であること。女性より男性の方が上の立場であり、妻は夫よりも下位の存在だと考えているため、家庭内で尊大な態度を取ったり、命令口調で話したりします。

その人が亭主関白の家庭で育っている場合には、影響を受けることで自身もそのような考えを持っていることも。また、「男らしさ」「女らしさ」に強くこだわる傾向もあるでしょう。

これらのような傾向が、結婚する前にどのような場面で見られるかといえば、顕著であるのは飲食店やサービス業の店員への態度であるといわれています。特に女性の店員への態度に注目してみましょう。

一般に、店員に対して乱暴にタメ口をきいたり、サービスに対して文句をつける態度などは、結婚後の妻に対する態度と同じであるといわれています。

デートに行った時の彼の態度を思い出してみて、誰に対しても物腰柔らかく丁寧で、辛抱強い人ならまずは安心できるかもしれません。

しかし、初対面の人に対して露骨に好意的に接したり、感情の起伏が激しかったり、店員など特定の立場の人によって態度を変えることがある場合は、注意した方がいいかも。

筆者の個人的な経験からすると、付き合ってから「お前」と呼んでくる人にも要注意です。また、経済的に自立していない専業主婦の妻に対し、離婚したら生活していけなくなることを逆手に取り、虐待をしたり、就職を阻害するというケースも多いようです。

そうしたDV/モラハラ夫と離婚をするのも大変なことですから、まずは自分の彼氏が「親しき仲にも礼儀あり」を弁えられる人かどうかを確かめてみてください。

結婚後に変わる女性の特徴

パートナーにDVやモラハラをするのは、男性だけではありません。女性の中にも、結婚前は優しい人だったのに、結婚後に夫をATM扱いをしたり、精神的・身体的に暴力を振るう人もいます。

最もよくみられるケースは、「専業主婦なのにいっさい家事をしない」「生活費を趣味や個人の買い物に浪費する」「子どもと結託して夫(父親)を嫌い居場所をなくす」など。

結婚後に豹変する女性の場合も、男性と同じように「外面が良い」ことが挙げられます。そのため、結婚する前はおしとやかで素敵な女性に思えても、結婚という「すぐには別れられない関係」を利用して、結婚相手をゴミのように扱うような人もいるのです。

男女ともに、パートナーに嫌なことをする人は「人によって態度を変える(店員に対して態度が悪い)」「上部だけの付き合いの友達はいても、親友と呼べる長い付き合いの友達がいない」という特徴がありますが、女性が男性と違う点は、「女性という弱い立場を逆に利用する」点が挙げられます。

たとえば、「女性で専業主婦」というと、経済的に自立もしていないので社会的にはとても弱い立場です。しかし、モラハラ傾向にある女性の場合は被害者意識が強く、「自分が不幸なのは夫のせい」という思考になります。

また「結婚がゴールだから、結婚の後に男(夫)に媚びる必要はない」と考える人もいるのだとか。いわゆる「釣った魚に餌はやらない」ということ。

そうした性格の悪い女性を見破る方法としては、男性と同様に他人や店員に対する態度の差を注目するほか、「外面の良さ」という点では「いつどんな時でも外見を気にする」という点も合わせてみてみましょう。ブランド物にこだわったり、すっぴんを見せないなど。

これらは単なる参考にしかなりませんが、男女ともに特に対人関係でトラブルが多かったり、性格に表裏のある人などに対しては気をつけた方が良いかもしれませんね。

SNSに見られる不幸話

これから結婚をすることに不安を感じることには、SNSの存在が一役買っている場合もあるでしょう。

たとえば、Twitterなどで既婚者のアカウントをフォローすると、投稿がパートナーの愚痴に溢れていることがあります。または、離婚調停中のアカウントや、モラハラをされている人の近状報告など。

特に「結婚する前はいい人だったのに今は…」という話の場合、その状況が自分の状況と共通した点があると、「自分の相手もいずれそうなるのでは」と不安になりますよね。ほかにも「夫が家事を手伝ってくれない」「家事育児ワンオペしています」「妻に行動を全て監視されています」など、SNSの投稿は嬉しい話ばかりではありません。

しかし、気をつけたいのは、それら全ての投稿が真実とは限らないこと。そして、多くの場合は真実かどうか確かめる術もないということ。それらの投稿を目にしたところで、基本的に参考にならないと考えた方が良いでしょう。

たとえ自分と同じようなシチュエーションで恋愛関係に困っている人がいたとしても、その人と同じ解決法を自分が試したところで、うまくいく保証もありません。

むしろ、そうした投稿を見すぎると、自分と恋人の関係性の中でちょっとでも似た事例があれば「モラハラ!」「暴力!」と決めつけてしまうかも。自分の環境を考慮せず、他人の不幸話をみていると、余計にマリッジブルーを悪くさせてしまいます。

他人の恋愛関係や婚姻関係は、その人たち独自の形があり、同じ形に自分たちがハマるというのはあり得ないもの。問題のあり方も、解決法も、自分たち独自のものです。

また、「幸せな夫婦は絶対〇〇しない!」みたいな、突然の説教を目にすることもあるかも。そういった投稿もあまり真剣に捉えなくても大丈夫です。

たとえば、「私たちは一度も喧嘩したことがないから円満夫婦です」という投稿があったとします。しかし、喧嘩をよくするカップル=不仲であるというケースは絶対ではありません。喧嘩をしないのは、どちらか、または両方が言いたいことを我慢しているだけという場合もあり得ます。

「夫婦円満の秘訣」は、他人の言葉はほとんど参考にならないものです。絆の形はカップルそれぞれなので、他人の声に頼りすぎることなく、結婚に不安を感じた時も、自分たちなりに解決方法を探りましょう。

本当に幸せなことは滅多に人に言わない?

反対に、いわゆる「幸せ報告」をみた時も、自分と比べて嫉妬や不安を感じることもあるかもしれません。たとえば、もし自分たちが経済的な理由で結婚式をすぐに挙げられないとき、他人のリッチで大規模な結婚式の様子の投稿を見て劣等感を感じてしまうなど。

SNSは基本的に、他人を貶めないことなどを約束としてなんでも好きなことを投稿できる場所です。誰の不幸話も、幸せ報告も、自分が気にしなければ良いだけの話。「それは大変」「よかったね」と心の中でひとりごちて流せるはず。

ただ、「自分は幸せです」「ラッキーです」という話題は、他人の嫉妬心を煽ることがあります。出る杭を叩きたがる国民性の影響か、はたまた「承認欲求」の渦巻くSNSの影響か、幸せについての話題は「幸せアピール」として、いわゆる「クソリプ」の的になるおそれも。

実際のところ、もし他人や婚約者に何かしてもらったことなど、自分の中で満足していれば、特に人に言う必要性も感じない場合が多いでしょう。または、家族や親友など、絶対に一緒に喜んでくれる人とだけ共有します。

そこで赤の他人に「いいね」をしてもらいたがるのは、「自分は本当に幸せなのかどうか」ということに自信がないのかもしれません。

もし自分が結婚に向けて婚約者と色々と物事を進めていて、無性に人に自慢したいことがあるときには、自分で気づかないうちにストレスや不満を抱えている可能性があります。

基本的には、どんな投稿も「いいね」が欲しいのではなく、ただ自分の考えを文章化することでスッキリしたいだけ、または備忘録として残しているだけのことがほとんど。そのため、自分や他人のどんな投稿も、些細なものとして気にしないのが一番です。

ただ、他人の幸せ話を目にして心にチクリとしたものを感じた場合、または他人に自慢をしたくてたまらない気持ちになった場合は、落ち着いて自分と向き合う方が良いのかも。

特に結婚は「自分で作る幸せ」と「人にもらう幸せ」という2つの面があるでしょう。その中で、本当に結婚後の新しい環境に満足できそうかどうか、特に仕事関係や育児関係についてはパートナーと一緒にゆっくり話し合ってみましょう。

または、結婚に向けて忙しい時は、雑念を消すためにもSNSを断つこともおすすめです。

不安を解消して幸せな結婚をするために

湖畔のカップル

ここからは、感じている不安をいかに解消していくか、その方法について具体的にいくつか提案をします。

カップルも結婚のスタイルも、人それぞれなので、完璧な答えはここにないかもしれません。しかし、自分なりに解決法を編み出すための参考になれば幸いです。

まずパートナーと感じている不安について話し合いをするにしても、伝え方次第によっては喧嘩に発展することもあるかもしれません。または、不安に感じていることが多すぎて整理整頓できないカオス状態になっているかもしれません。

感情の混乱を鎮めて、今からできることを少しずつ解決に導いてみましょう。まずは、マリッジブルーについて自分の気持ちを婚約者に伝え、共有するためのコツについて考えていきます。

まずはパートナーと話し合おう

結婚についての不安は、これから一緒に協力し合って生きていく結婚相手となる婚約者に打ち明けて話あうことが、一番の解決法になるでしょう。もちろん、そんなことは百も承知ですよね。

そこで悩みがあるのは、不安の内容がパートナーに打ち明けづらい内容であること、または、今まで不安なことも相手に打ち明けずに我慢してきたため、切り出し方がわからないから。または、相手もマリッジブルーで、イライラしている様子である時にも、こちらの悩みを聞かせるのは悪いなと思うかもしれません。

まず、結婚相手に打ち明けづらいマリッジブルーの内容がある場合。たとえば、「本当に結婚するのがこの相手でいいのか」という悩みは、そのままではとても本人には聞かせられませんよね。

ですが、さらに悩みを細分化して言葉にすることができれば、伝えやすくなることもあるかもしれません。もし相手が浪費家の傾向があり、今までほとんど貯金をして来なかった人であるために結婚生活に不安を感じるなら、今後のお金の使い方について約束事を決めましょう。

家計を同一にする場合、「自分の稼いだ分は自分が好きなように好きなだけ使う」ということはできません。ちゃんと将来に向けて貯金をする意思があるのかどうか、籍を入れる前に確認し、金銭感覚をすり合わせていきたいところです。

もしプロポーズをしたり、プロポーズを受けた後では今更聞きにくいかもしれませんが、大事な話なので、何かことのついでなどではなく、しっかり話し合いの時間を作って向き合ってもらいましょう。

ほかにも、打ち明けづらいことがあるとすれば

  • 義両親との関係や距離感について
  • 子供、仕事、住居、結婚式などの希望に不一致がある場合
  • リスト3

などが挙げられるかと思われます。しかし、特に「お互いの希望に不一致がある場合」は、言いづらいことであっても必ず伝えなくてはいけません。万が一、「結婚」というステータス欲しさに自分の希望を押し殺すようなことは決してしないように。

相手への不安の打ち明け方については、急に「こういうことが不安なんだけど…」とかいつまんで伝えると、相手もびっくりしてしまうかもしれません。まずは相手が落ち着いてこちらの話を聞くことができる環境を作りましょう。

休日や、夜ご飯を食べている前など、急ぎの用事のないタイミングに「ゆっくり話がしたい」と伝えてみてください。それでは相手が深刻に捉えてしまうかも、という時には、「そんな大したことじゃないんだけど」とワンクッションおくと良いでしょう。

もしくは、「今、マリッジブルーみたいなのって感じてる?」と、こちらから相手の気持ちを聞くことから始めてみるのも、自分の気持ちを打ち明ける良いきっかけになるかもしれません。

ここで「忙しいから大したことない用事なら後にして」などと突っぱねられるとしたら、考えものです。結婚に関して、夫婦となる相手以上に大切なものなどないはず。なかなか良いタイミングが図れないとしても、多少無理を言ってでも聞いてもらいましょう。

正直になんでも話し合える相手と

夫婦の間にも礼儀や尊敬、心身の距離感が不可欠。ですが、同居するなら毎日一緒に寝起きする関係ですし、隠し事はしたくないものかと思われます。

自分の欠点や過去に後悔していること、恥ずかしくて人に言えないことなど、パートナーにも打ち明けにくいことは誰でもそれなりにあるはず。

ただ、それでももっと相手のことを知りたい、自分のことを知ってもらいたい、仲良しでありたいと思ったから、恋をして結婚する約束をするのでしょう。中には愛よりも家族の関係を考慮した結婚や、経済的なメリットを優先する打算的な結婚もあるかとは思われますが、それでも結婚相手とは仲良くありたいものではないでしょうか。

時には、結婚するまで、または結婚してからも、相手の前で自分らしく振る舞うことができず、「相手にとって理想的な人」を演じてしまっている人もいるかもしれません。

すると、マリッジブルーになってしまったとしても、相手の前では「明るくて素敵な結婚相手」でありたいために、我慢や無理をし続けてしまうでしょう。

しかし、完璧な人間はいません。自分も相手も未熟であるのは当たり前だということを受け止め、その上でお互いの不完全な部分まで許しあえるのが理想的です。自分自信が完璧であろうとすれば、周りの人にも完璧を求めたり、自分の期待に沿わない言動にがっかりするなど、あまり良い影響がありません。

たとえ弱音を吐いても励まし合える関係を目指しましょう。恋愛結婚なら、不安を感じても相手が受け止めやすいように言葉を選ぶことができ、伝えても拒絶されない信頼関係であるはず。

恋人であり、夫婦で、家族で、親友でもある関係だといいですね。結婚に向けての不安も自分だけが感じているとは限りませんし、時間を作ってお互いの気持ちや懸念を確かめ合ってみましょう。

To Doリストを作ろう

ただ、結婚に向けての不安をパートナーと話し合いたくても、その不安の実態がなんなのか漠然としていて、原因がわからないという場合もあるでしょう。そんな時は、いつどこでどんな気持ちだったか、日記をつけると良いかと思われます。

または、「これから何をすべきか」のToDoリスト(やることリスト)を箇条書きで作りましょう。スマホに初期からついているリマインダーのアプリを使うと便利です。

「式場を決める」「衣装を決める」「結婚指輪を選ぶ」「新居を探す」などをはじめ、結婚に向けてやるべきことは盛り沢山。式をあげる場合は尚更でしょう。あまりにもタスクがありすぎるとそれだけでストレスになるので、まずは言語化して書き出すことで整理整頓することをお勧めします。

また、たとえば、

  • 義両親に挨拶 ○月○日
  • 顔合わせ ○月○日
  • 結納 ○月○日
  • 入籍 ○月○日

など、日程が決まっているスケジュールはカレンダーに書いておきましょう。アプリのカレンダーなら、入力したら結婚相手や家族とシェア機能を使って共有することができます。

加えて、時間があれば「結婚したらやりたいことリスト」のポジティブなことも書き出してみましょう。

「ご飯にする?お風呂にする?それとも私?と言ってみたい」という下らないことでも構いません。結婚に向けた不安のことを考えているとどうしてもネガティブな思考に凝り固まってしまいますし、小さな楽しみもタスクに加えて増やしていってみてください。

目の前にあるものから少しずつ

これから先、やるべきことがたくさんあったとしても、人間の体は一人ひとつしかありません。同時に2つのことはこなせません。パートナーと2人チームで取り組むにしても、決め事が多くなると手一杯になってしまうでしょう。

依然として仕事も休めない場合、その上で進める手続きや決めることがいくつも重なると、どうしてもどちらか一方が中心的に結婚の段取りを進めることになります。「自分ばっかりに決め事押し付けないで!」という喧嘩が起こるのも、「結婚あるある」といえるほどありがちな出来事です。

特に結婚式をする場合は、しないのとでは労力が段違いです。結婚式の式場決めから衣装選び、参列者とのコンタクトなど、手配をするためにはお金も時間も精神力も要します。

婚約者のどちらか、または両方が「結婚式は花嫁のためのもの」と考えている場合、新郎はどうしたって新婦よりもやる気が出ませんよね。ドレスも、指輪も、式場も、全て新婦がやりたいようにさせるのは思いやりかもしれませんが、ある側面では非協力的とも捉えられてしまいます。

マリッジブルーは、入籍や結婚式の段取りを決めている最中に起こる場合もあり、特に「自分だけ努力している」と思ってしまった時には顕著です。

入籍も、結婚式も、できれば「どちらかのためのもの」ではなく、「2人のためのもの」と考えて、よりお互いの好みを取り入れましょう。どちらか一方が我慢することのないようにしてください。

いかなる手続きも、いっぺんに進めることはできません。全ての行程や日程については、スケジュールを押し込みすぎず、中でも最も優先したいものを決めて、それから着手しましょう。

早く結婚して一緒に暮らしたいなら、入籍決めから。特に結婚式がしたいなら式について決めることから。新居については、いずれ持ち家に住みたいとしても、大きな買い物になりますから、ひとまずはアパートやマンションに住むことにし、後々決めると良いでしょう。

結婚式は今すぐ挙げなくても良い

入籍と期間を同じくして結婚式を挙げるのは、とても大変なことかと思われます。苗字が変わる側は特にするべき手続きも多いですし、2人だけで全ていっぺんに進めるのはストレスが溜まるのも無理のない話です。

それに、昔は結婚式は冠婚葬祭の中のひとつであり宗教行事でした。しかし、現代は何か特定の宗教を信仰している若い人は少数派ですし、結婚式では「家族や友達の前で誓いを立てる」ということに重点が置かれているかと思われます。

そのため、宗教上の形式は特に重要ではなく、着たい衣装や式の場所によって決めることが多いですよね。クリスチャンじゃなくても教会で式を挙げたいと思えば挙げられます。

結婚式の衣装に合わせるために髪を伸ばしたり、ダイエットをして体型を整えたりなど、「結婚式」そのものに憧れを抱いている人は特に楽しみにしていることでしょう。

しかし、実際には「入籍」して夫婦になるためには、たとえ結婚式をしなくても、法的に問題なく夫婦となることができます。

もし、自分も婚約者も2人とも特に結婚式に憧れや必要性を感じていない場合は、いずれ全てが落ち着いてから親族と友達を集めて食事会を開くなど、その場に参加する人全てが嬉しくなるプランを考えてみるという手もあります。

または、結婚式を盛大に挙げるとしても、入籍と同時期にする必要はないので、時期を見て自分も結婚相手も無理のないタイミングで企画するのも良いでしょう。

入籍をしてから数年後に結婚式をするというカップルも少なくありません。時には、自分たちが考える日程と、参加して欲しい家族や友達の都合が合わないという場合もありますし、結婚式に関しては焦らずゆっくり決めてはいかがでしょうか。

自分たちなりの「結婚式」を考えるのもアリ

チャペルのウェディングにも、ドレスにも白無垢にも憧れない、という人も中にはいますよね。むしろ、近年は増えているのではないでしょうか。データとしても、若干ではありますが挙式や披露宴などを実施するカップルも減少傾向にあります。

それでも、たとえ自分たちのためじゃなくても「親孝行のために」と考えて式やパーティーをする場合もあるでしょう。

ただ、昭和期以降の昔ながらの日本の結婚式にあるような「司会進行のアナウンスに合わせてスピーチや思い出語りや両親への手紙を読む」という一連の流れを好ましく思わない人もいるもの。

そもそも人前に出て目立ちたくないという人もいるでしょう。一般的な結婚式場の結婚式はある意味「ショー」的な側面があり、同時に企画側の新郎新婦も参列者もキャストであるという特殊な会場になります。

結婚式の全ての過程を参加者全てが楽しめれば万々歳ですが、参列者もご祝儀というお金が発生する以上、過去全ての結婚式に参加した経験のある人が納得しているとは限らないのが現実的な意見。

それでも、新郎新婦が2人とも幸せであればオールオッケーではあります。ただ、新郎新婦が、ブライダルサービスの提供する挙式や披露宴の内容に不満がある場合は、考えものですよね。

そこで、特に結婚する両者ともが結婚式の形式にこだわりがないのなら、披露宴に変わり自分たちで進行を組んだパーティーを企画するというのもアリです。

スピーチや手紙を読むなど、抵抗感がある人もいます。しかし、そのハードルを乗り越えなければ結婚できないというわけでもありませんから、参列者である親族や友達など含めて居心地の良いパーティーを作ると良いのではないでしょうか。

たとえば、好きな料理のレストランを貸切にして、好きな人たちだけ招く。参列者には高額なご祝儀を求めず食事代だけ頂いて、居心地よく飲み食いして過ごしてもらう。最初に新郎新婦で挨拶や誓いの言葉をスピーチしても、後の友人代表スピーチなどは希望者がいない限りは無しで、両親への手紙も読み上げナシで手渡しして終わり。

披露宴には必ず司会進行がいないといけないというルールもないのですから、自分たちで企画して、自分たちで好きなようにパーティーをすると良いでしょう。広い家があればホームパーティでも十分です。

結婚式や披露宴は、義務とは考えないようにしましょう。親族や両親が切望しているとしても、周囲の人を満足させるためだけのやっつけ仕事にするくらいなら、「しません」とわがままを通しても良いでしょう。挙式や披露宴がなくても婚礼衣装を着て写真撮影をするだけでも、両親に晴れ姿を見せることはできます。

結婚はあくまでも当事者2人のためにあるものと考え、自分たちが幸せだと思える方法をとれば良いのです。親戚の圧力や伝統がある場合は厳しいかもしれませんが、少なくとも自分たちの意を汲んでくれる式場を見つけられると良いですね。

「やめようかな」と思ったときは

結婚することに不安を抱えたり、重いマリッジブルーになってしまったとき、「結婚するのやめたい…」と思うほど落ち込んでしまうことがあるかもしれません。

「一度結婚をしたら後戻りできない」という考えが頭に浮かんだり、ネガティブなことばかり想像してしまったり、ストレスに打ち負けて逃げ出したくなるでしょう。

結婚に向けて負の気持ちが大きくなると、婚約者の顔を見るだけでも辛くなってしまうこともあります。大好きな相手のはずなのに、生理的に嫌悪感を抱いたり、「本当に愛されているんだろうか」と疑ったり。

そして、相手にもネガティブな感情が伝わり、なかなか回復できないでいると、相手もこちらと一緒にいるのが辛くなるかもしれません。

すると、アリ地獄のようなマイナス思考の連鎖が生まれます。パートナーをイラつかせないようにと思うと不安な気持ちも相談できなくなり、これからこの相手と一緒に幸せにやっていけるのかどうか疑問が湧き、余計にマリッジブルーが悪化するでしょう。

もし、自分やパートナーが重度のマリッジブルーで、鬱の傾向が見られる時には、心療内科への相談も視野に入れておくことです。ストレスが原因で悪いことばかり考えるようになってしまったり、身体的にも症状が出てきた場合は、内服薬で回復する場合もあります。

マリッジブルーで心療内科に通う人はそうレアなケースでもないですから、ためらわず相談しに行きましょう。

または、手続きのことや将来の不安を考えすぎて疲れてしまったら、一人きりで何も考えずに過ごす時間を作るのも大切です。

ひとりの時間を作ることの大切さ

結婚に向けたさまざまな手続きは、パートナーとの共同作業となります。親戚付き合いにも気を使ったり、公的な手続きは書類の取り寄せなど特にややこしいところもありますし、苗字を変える側は特にやることが多いので、思いがけず喧嘩してしまうこともあるでしょう。

どれほど仲が良いカップルでも、入籍や挙式の手続きにはストレスが溜まるものです。相手のことが大好きでも、顔を見るたびに将来への不安が頭をよぎるようになってしまうかも。

そうしてマリッジブルーが悪化していくことを感じた時には、まずそのストレスの元から少しの間距離を取りましょう。1人で心を落ち着ける時間が必要です。

ただ、「1人になりたい」ということについてはパートナーや家族に説明せずにいると相手に心配をかけてしまいます。それほど大ごとではなくても、「ちょっと疲れが限界だから一日暇してきていい?」と前置きしておくのが良いでしょう。

または、自分だけではなく婚約者とお互いに「○曜日は何もしない日」と決めておくのもおすすめです。

結婚に向けて、普段するべき仕事が増えるので、体だけでなく脳も休めないと人間の心身は保てません。肉体も精神も頑丈な人の都合に合わせるのではなく、頑丈な人が他の人に合わせられるようにするのです。

入籍や挙式の他にも、不動産の購入や就活など、ストレスの溜まりやすいタスクを抱えている時には、必ず息抜きの時間も作るようにしましょう。自分たちで決める式などの日程も、あまり急がず、不測の事態にも対応できるような余裕を持ってスケジューリングしてください。

結婚前に決めておきたい約束事

結婚にまつわる不安は、「この人と結婚して大丈夫だろうか」「この人は本当に結婚相手が自分で良いのだろうか」という不安もあることと思われます。

相手か自分が浪費家であったり、給料が十分でなかったり、今まで家事をやったことがほとんどない人などの場合、どうしても一緒に生活する相手として頼りなく感じられるもの。

共同生活となると、あらゆる家事や生活費の確保について「できる方(得意な方)がやる」という考えになりがちですが、それではお互いの仕事の大変さが理解できなかったり、疲れや不満が一方的に溜まってしまい、夫婦仲の悪化や喧嘩につながります。

「お互い愛し合っているなら大丈夫」と、結婚後の生活については、感情や感覚でなんとなく済ませてしまい、特にこれといった決め事をせず、ぼやかしたままにしてしまうカップルは多いです。

しかし、「感情」は変化しやすい不確かなもの。特にお互いが稼いだお金の使い道や、家事の分担については、結婚する前にはっきりと話し合っておくことをおすすめします。

この結婚後の生活に関する不安について、もやもやした気持ちもしっかり言葉にして話し合うことで解決することもあるでしょう。また、話し合いは「相手を信用できない」という方向性ではなく、「不公平がないように、しっかり助け合えるように」という前提です。

ただ、「分担」について話し合う場合でも、できるだけフレキシブルに考えましょう。たとえば、「料理と洗濯はあなたがやってね」とガチガチに決めてしまうと、怪我や病気などで動けなくなった時、もう一方がカバーできなくなってしまいます。

共働きの場合、夫婦両方が一通りの家事をこなすことが理想的ですが、たとえどちらかが専業主婦でも、働きに出る側にも家事を覚えられるようにしましょう。

お金の使い方に関しても、夫婦のどちらか一方の収入が不安定な場合、生活費や貯金をもう一方がカバーしてあげられることが大切です。

極端な例では「生活費を渡さない、または少なすぎる」などの仕打ちは調停離婚につながるケースもあるので、結婚したらお金を稼ぐのは自分のためだけでなく、お互いのためだと考えられるようになりましょう。

家事や育児についての喧嘩は誰もが通る道?

結婚して一緒に暮らし始めると、おそらくどの夫婦も家事や育児の分担についての喧嘩をするのではないかと思われます。

家事も育児も、共働きである限り、必ず両方がこなさないといけません。しかし、どちらか収入の多い方や、労働時間が長い方は、もう一方に任せがちである家庭は多いでしょう。

たしかに、労働時間が相手よりも短かったり、在宅勤務である方が、家事や育児に着手する時間は長いはず。その場合、ある程度時間に余裕のある側が多めに家事を担当するのは合理的です。

しかし、喧嘩が起こるのは、たいてい共働きであるのに夫婦のうち一方ばかりが家事まで担っている場合です。たとえパートタイムでも、共働きなのに家事全般を一方に押し付けてはいけません。

「仕事で疲れているから」「自分より相手の方が得意だから」など、ありとあらゆる言い訳で家事を片方にばかりしてもらうという状況は、明らかに不公平ですよね。

そこにプラスして、脱いだ服を片付けない、ゴミをゴミ箱に入れないなどの細かなだらしなさ、「相手が始末してくれるだろう」という甘えがあると、夫婦喧嘩が起こるのは時間の問題でしょう。

結婚相手は、世話を焼いてくれるお母さんお父さんではありません。加えて、たとえどちらか一方が専業主婦/主夫だとしても、家事育児を全て任せてしまうのは、ブラック企業で働くのと同じかそれ以上に心身を疲弊させてしまいます。

家事は寝ている時以外常に発生する仕事です。育児もそこに加えるとなると、24時間休みがない状態になってしまいます。それに家事も育児も、人にやってもらうとなると賃金が発生する労働であり、無料で奉仕してもらえると考えるのは危険思想ともいえます。

夫婦どちらも、少なくとも自分の面倒は自分で見られるようになりましょう。また、共働きの家庭にはロボット掃除機や食洗機などを生活に取り入れ、家事の手間暇を減らすこともおすすめです。

自分の心に素直になろう

結婚を控えている人は、何かと精神的に不安定になりやすい状態です。将来への不安、相手への不安、または自信喪失してしまったり、多忙ななか適応しなければならない環境の変化など、ブルーになる原因は列挙していけば山のようになっていくでしょう。

辛い時でも前向きなことを考えられる人は、もともと自分でメンタルを管理する術に長けているといえます。また、マリッジブルーは時間が経つとともに解決していくことがほとんど。考えすぎないことも大切です。

しかし、中には「気にしないこと」では解決しない、より深刻な悩みもあるかもしれません。「本当にこの人と結婚して大丈夫なのだろうか」という不安は、場合によっては自分の気持ちに正直になってみると、「本当はこの人と結婚したくない」という答えになることもあるでしょう。

たとえば、さほど交際期間が長くない、まだお互いのことをよく知らない相手であったり、仕事が好きなのに「結婚したら仕事やめて」と言われていたり、「親の介護をよろしく」などと、こちらの都合を無視して無理難題を押し付けてくる相手は、いくら優しかろうが配慮が欠けているといえます。

そうした不安は、時間が経っても解決しません。むしろ、時間が経つほど深刻になっていくでしょう。

それでも、周囲から「結婚しろ」とプレッシャーをかけられていたり、自分自身が結婚というステータスを得るために焦っているなど、さまざまな理由で婚約破棄をしたり結婚を延期するという選択を下せない場合もあるかと思われます。

しかし、ここで自分の気持ちに素直になれなければ、この先ずっと後悔して過ごすことになるかもしれません。

それに、結婚相手の希望を自分のわがままでへし折り、一方的に言うことを聞かせるような人と一緒になっても、また後になって似たような問題が発生するでしょう。

まずは、相手と自分の本当の希望についてよく話し合ってください。そこで協力したり、お互いの妥協点を見つけてくれるのではなく、とにかく言いくるめようとしてくる相手だとしたら、婚約を白紙にするという選択肢についてもよく考えてみましょう。

婚約破棄も、離婚に比べたら大したことではありません。どちらも周りに迷惑をかけてしまうかもしれませんが、離婚よりはマシなはずです。

…と、緊張感のあるお話でしたが、前にも言った通り、本当に愛し合って心の通じている人同士なら、お互いの希望を汲みながら段取りを組めるはずですし、不安も時間とともに解消されるでしょう。

筆者の場合、結婚には大きな環境の変化が伴ったこともあり、入籍の前後はメンタルがガタガタで、基本的にはハッピーに過ごしていたのですが、毎週のように喧嘩をして、些細なことでも泣いていました。一時期は、相手のことが生理的に受け入れられなくなっていたこともあります。

しかし、常に正直に自分の気持ちを話して、相手にも何を思っているのか聞きつつ、よりお互いの理解度を深めていけば、だんだんと結婚にまつわる不安は消えていました。パッとなくなるのではなく、徐々に徐々になので根気強さがいりますが、お互いに対する興味を無くさない限りは問題ないかと思います。

不安な時、大事なのは「先のことをあまり考えすぎないこと」です。目の前にあることからひとつずつ対処していきましょう。

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国際結婚ライターのわさ美です。これまで日本人男性とも色々と恋愛を重ねてきましたが、なんやかんやで全部失敗。しかし2018年に出会ったアメリカ人男性と2020年に国際結婚し、現在はアメリカのワシントン州で暮らしています。子供は今のところ持たない予定。