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人生を変える一大イベントのひとつといえば、結婚。そして「プロポーズ」は結婚に向かう第一歩です。
プロポーズは世界的にも大体は、男性から女性へ「結婚してください」という言葉と共に結婚指輪を渡して申し込むのがスタンダード。ですが、時には「一緒になってください」「一生僕が守ります」など、プロポーズの言葉にはそれなりのバリエーションがあります。
昭和くらいには「毎日あなたが作る味噌汁が飲みたいです」などという回りくどい文句も流行ったようですが、プロポーズは果たしてこのような凝ったセリフや、文学的な文句を作る必要があるのでしょうか?
いわゆる「サプライズプロポーズ」のような大掛かりなことをして、万が一振られでもしたら心に大怪我を負いますよね。
また、一般的に、女性たちがどんなプロポーズを好ましく思っているのかも気になるところ。
この記事では、既婚女性・独身女性ともにアンケート調査を実施しました。その回答も含めどのようなプロポーズが女性にとっての理想であるのかを追及します。
では、プロポーズのための「言葉」について、まずは考察していきましょう。
目次
プロポーズに必要な言葉とは
プロポーズという大事な告白に必要不可欠なのが、その「言葉」ですよね。態度だけで結婚して欲しいという気持ちは伝わらないものです。
「結婚してください」という気持ちを伝える一世一代のプロポーズとは、後々も記念日として残る大切なもの。それだけ特別な告白となりますが、あんまり凝ったセリフを考えるのは逆効果かもしれません。
「愛とは、2つの肉体に宿る1つの魂で形作られる」だとか「人が恋に落ちるのは重力の責任ではない」だとか、偉人の言葉を引用したり、「これからもずっと側に居させてください」と言ったような周りくどすぎて結婚の申し込みかどうかわからないセリフだと、肝心な自分の本心が伝わりません。
ですから、プロポーズは人の言葉を借りるのではなく、自分の言葉で話しましょう。
また、自分が格好つけたいあまりにクサいセリフでプロポーズしてしまえば、彼女にドン引きされる可能性も。プロポーズから始まる結婚は自分1人のものではなく、相手と作り上げていくものなのですから、自己満足はNGです。
他に変えられない自分の大切な恋人に向けた言葉ですから、相手が好ましく思うようなプロポーズを考えたいところ。
では、より具体的にプロポーズの言葉について紐解いていきます。
やはりシンプル・イズ・ベスト
プロポーズの言葉はやはり、シンプルであることが一番でしょう。
夜景の見えるレストランやクリスマスのイルミネーションが綺麗な夜の公園、自宅など、プロポーズに相応しいスポットには色々と凝りたい所ですが、場所や演出はこだわるとしても言葉は飾らないシンプルな言葉がベストです。
「私と結婚してください」の一言だけで十分であるともいえます。その気持ちが本心なら、余計な言葉で飾り立てる必要もないのではないでしょうか。
とはいえ、シンプルな言葉もその中にそれぞれ「含み」を持っています。どのような方向性にするか、ある程度は自分たちが付き合っていた歩みや、将来的にどんな夫婦になりたいかという希望を言葉尻に持たせても良いかもしれません。
そういったことも考慮すると、シンプルなプロポーズのフレーズは以下のようなものとなるでしょう。
- 私と結婚してください
- 結婚しよう
- 私と結婚してくれますか?
- 私の妻になってください
- これから一生かけてあなたを幸せにします
- 幸せな家庭を私と一緒に築いてください
こんなところでしょうか。これらが「定番」ともいえるプロポーズのセリフです。
また、時に「残りの人生を私に下さい」といったセリフもあるようですが、なんとなく「夫が支配者で妻が従属する立場」のような雰囲気もあるので、現代のプロポーズとしてはおすすめできません。支えあってこそが夫婦なので、どちらかが一方的に尽くす形の結婚を思わせるプロポーズは嫌がられる可能性があります。
また、結婚を申し込んでいるのかどうかはっきりわからないような回りくどい言い回しもやめておいた方がいいでしょう。
回りくどい言い回しはやめよう
たとえば、「これからもずっと一緒にいてください」という言葉だと、「これからも恋人としてよろしく」という、温かい言葉ながらプロポーズではないだろうと思われるかもしれません。
また、「毎日お前の味噌汁が飲みたい」「一緒の墓に入ろう」など古臭いプロポーズは昔なら伝わったかもしれませんが、今の人にはこれらが結婚の申し込みであるとは理解できないでしょう。
プロポーズははっきりと結婚の意思を伝えないと、相手にちゃんと受け取ってもらえない可能性があります。
自分の気持ちを伝えたいがあまりに長いセリフになるのも、それをずっと聞いていないといけない彼女の身にもなってみましょう。プロポーズも会話の一環ですから、回答に困るような言葉も避けた方が良いと思われます。
相手が笑顔で一言「はい」と答えられるような、シンプルなプロポーズが一番心にしっくり来ますし、無難です。何か2人の間に特別な言葉がない限りは、あまり捻りをきかせなくてもしっかりと思い出に残るでしょう。
くさいプロポーズはNG
「僕は1人の女性を愛しています。その人と僕に似た子供たちの父親になりたいんです。」
これは昔流行った韓国ドラマ「冬のソナタ」のプロポーズのセリフだそうですが、これはドラマだからこそ成り立つプロポーズ。実際に彼氏に言われたらどんな気持ちになるでしょうか?
人によるでしょうが、まず普通は「1人の女性って誰だよ」と思うでしょう。もしこのセリフでプロポーズされたらと思うと、くさくてまわりくどすぎて、なんだかストレスが溜まります。(そこまでか)
このような、恋愛ドラマや映画に出てきそうなプロポーズのセリフというのは現実的ではありませんよね。
まず、「そんなセリフを口にする自分に酔ってるのかな」と思われる事でしょう。恋愛・結婚は自分ひとりが主役ではないのですから、独りよがりでいてはダメです。
それに、もしドラマや映画のセリフを引用したとすれば、それは本当に自分の本心を写した言葉なのかどうか、相手に疑問を持たれるかも。
「こういうセリフを言えば女性は喜ぶだろう」という打算も最悪です。本当に相手が喜ぶセリフとは、相手のことを深く知らなければわからないものです。「女性はこういうものだろう」と一括りにするのは、相手のことを見ていないのと同じことになってしまいます。
プロポーズとは、自分の本音に忠実で、なおかつ相手の心にまっすぐ飛んでいくものがベストでしょう。もし凝ったセリフや演出でプロポーズがしたければ、相手の人柄をよく考慮しなければいけません。
優先するべきは「相手が喜ぶかどうか」
「特別な関係である自分と相手のために、特別なプロポーズを考えたい」という人もいるかと思われます。
プロポーズは一生の思い出に残るものですし、張り切って準備したいところでしょう。
しかし、どんなプロポーズのプランを考えるとしても、一番に優先するべきことといえば「自分がどんなプロポーズにしたいか」ではなく、「どんなプロポーズをすれば相手が喜ぶか」ということです。
これから相手と一緒に暮らしていくことを想像すれば、なおさら「自分だけが気持ちいい」プロポーズをしてはいけないことがわかるでしょう。相手の気持ちを尊重しなければいけません。
「相手が絶対に断れないようなプロポーズをする」のも悪手です。たとえば、周りに人が大勢いるような場所で公開プロポーズをすれば、相手はこちらに恥を欠かせないようにと気を使って「はい」と答えるかもしれませんが、内心「嫌だな」と思っているかも。
凝ったセリフでプロポーズがしたいなら、相手の自由意志を受け入れること、そして相手にとって心理的な負担にならないセリフを考えましょう。
特殊なプロポーズ
プロポーズは一般的には男性から女性へと口から伝えるものだと考えられていますが、全てのカップルがその一般論に沿うわけではありません。少数派とはいえ、例外もあるでしょう。
結婚してから夫婦の苗字が妻の姓をとることもありますし、女性から男性にプロポーズをすることもあります。
特に彼氏側がシャイで煮え切らないタイプの場合、彼女側が痺れを切らして「結婚しよう」と提案するなどという状況は、割と簡単に想像できますよね。
世間では女性からのプロポーズを「逆プロポーズ」と言ったりしますが、逆も何もプロポーズに法律はないのですから、とにかくお互いが結婚の意思に合意すればいいのです。
また、プロポーズの方法も、手紙やメール、LINEなどで伝えられることもあるかもしれません。
直接相手の口から聞きたいものではありますが、プロポーズは一回しかしてはいけないということもないのですし、あらかじめ相手の「結婚したい」という意思を知っておくことでできる準備もあるでしょう。
あるいは、わざわざプロポーズしなくてもお互い自然と結婚の意思に向かうこともあり得ます。カップルの数だけ結婚の形があるので、自分たちに一番ふさわしい方法を自分たちなりに考えると良いのではないでしょうか。
女性から逆プロポーズするときは
筆者の大学時代の伝説の先輩は、彼氏と結婚したいばかりに、思い切って自分から「結婚してちょんまげ」と花束付きで「逆プロポーズ」をしたと言っていました。プロポーズは見事成功し、現在は夫婦として幸せそうに暮らしています。
とはいえ、女性から男性へと伝えるプロポーズはがどんなカップルにも有効とは限りません。
男性の多くはプライドが高く、「男が女より先に立たないといけない」と考えている人も多いでしょう。そういうタイプの彼氏に彼女側からプロポーズをすれば、「俺からするべきことだったのに」「女扱いされているのでは」と気分を害することもあるかもしれません。
こうした「男が女を引っ張っていくべき」という考え方は、今や若干の男尊女卑思想ともいえます。現代では「男らしさ」とは一体何であるのか考えさせられますが、そんな相手のことも好きであるなら、その気持ちを尊重するべきでしょう。
女性から男性に告白する形のプロポーズでも、男性のプロポーズと変わらず、相手の立場に立って「どんな風にされるのが好ましいか」を考えると良いのです。時には言葉選びが大切であり、またタイミングや「プロポーズをされたいかどうか」も考慮しましょう。
もし女性の方からなかなかプロポーズをしてくれない彼氏に対して何かアクションを仕掛けたい場合は、まずは結婚の意思をそれとなく伝えて、プロポーズを促すくらいにしておいた方がいいかもしれませんね。
みんなはどう思ってる?プロポーズについてのアンケート調査
ここまでは筆者の主観からアドバイスをしてきましたが、世間一般の女性がどんなプロポーズを求めているのか、実際のデータが気になるところです。
そこで、今回は女性308名にアンケートにお答えいただきました。そのうちプロポーズをされた経験のある既婚者の方が163名。うち未婚の145名の女性にも同じ設問に答えていただいています。
調査目的 | 適切なコンテンツの提供を目的としたプロポーズに関する意識調査 |
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調査方法 | WEBアンケート |
調査対象者 | 一般女性10代~50代 |
有効回答数 | 308名 |
調査実施期間 | 2020/12/3~2020/12/10 |
まず結婚の決め手となったプロポーズ、そしてやむを得ず断ることになったプロポーズにはどのようなパターンがあるのか、集計を見ていきます。
それから、サプライズのプロポーズが本当に喜ばれるのかどうか、またフラッシュモブや手紙やメールのプロポーズの良し悪しについて、具体的な意見をいただいたので、ぜひ参考にしてください。
では、まずは「このプロポーズを受けて結婚した」というプロポーズの文句の正解例からご紹介していきます。
「このプロポーズを受けて結婚しました」
アンケートにお答えいただいた女性308名のうち、プロポーズを受けて現在既婚の方は169名でした。
そして、その169名の方のうち、彼氏からどのようなプロポーズを受けて結婚したのかを自由回答でお答えいただきました。
そこでは、「シンプル」「ストレートに」「普通に」結婚してください、と言われOKしたというケースが119名と、過半数を超えているというデータが。ここで、具体的な回答例を見てみましょう。
20代女性(既婚)
すでに1年程同棲をしていたので、結婚を意識して付き合っていました。欲しがっていた結婚指輪を出して「結婚してください」と丁寧に言ってくれたのを今でも覚えています。後日、共通の友人が実は指輪のサイズなどの相談を言われていたみたいで、私に色々聞いていたのを覚えています。友人も巻き込みつつ、真剣に考えてくれていたことがとても嬉しかったです。
30代女性(既婚)
一年以上付き合っていた人と週末仕事帰りに食事をし、その後一緒に帰って家に着く少し前に「結婚してもらえますか?」とシンプルに言われました。
また、これらのような回答をはじめとして、プロポーズが成功したケースでは「一年以上付き合っていたこと」「同棲していたこと」など、2人の間に確固たる絆があることが見てとれました。
お互いの中に間違いのない繋がりがあれば、プロポーズの言葉は凝っていなくとも充分なのでしょう。
逆に断りたくなったプロポーズは?
プロポーズをされた経験を持つ308名の女性のうち、「断りたくなったプロポーズをされたことがある」という回答をした人は36名。およそ1割ほどの女性が「このプロポーズはないわ」と感じたことがあるという結果になりました。
その具体的な回答の中でも目立ったのが、「会ってすぐなのに結婚しようと言われた」というケース。
20代女性(未婚)
会って二回目の人に「お母さんになる覚悟はある?」と言われた
20代女性(既婚/以下とは別の人と結婚)
付き合って間もないのに「結婚しよう。一生面倒見る」と上から目線で言われると退きます。互いの生活レベルも知らないのに一生って言われてもねえ…という感じです。
または、以下のように「凝りすぎて引いた」というパターンもありました。
30代女性(既婚/以下とは別の人と結婚)
「好みではない人から、「君には人生を共に生きていくのにもっとふさわしい人がいる。前を見てごらん」と正面に立たれたので、意味が分からないふりで通しました。
30代女性(既婚/以下とは別の人と結婚)
「これで最後の交際にしようと思っている」と言われたこと。自分の考えを独り言のように言われても・・・と戸惑いました。結婚したいと思っている、と言われたほうがわかりやすいなと思い、答えを求められてもいない気がして、スルーしました。
このように、失敗したプロポーズの回答は「プロポーズ大喜利」やコントのようなところもあり、集計を見ていて一番面白かったのですが、中には笑えない回答も。
30代女性(未婚)
男性優位主義的というか家長制を彷彿させるような前世紀的なプロポーズは絶対にやめるべきだと思います。私はフルタイムで働いていて自分の仕事と過去になし得てきたことに自信と誇りを持っていますが「結婚して(仕事をやめて)家にいて欲しい」「そうしないと子育てできないでしょ?」と言われたときにこの人と結婚したら大変なことになると思い、別れました。
20代女性(既婚/以下とは別の人と結婚)
「俺の子供を産んでほしい」と、とにかく子供が欲しいという事をアピールされました。
その相手は、職を転々とし、私には妊娠中でも出来るだけ働いてほしいような事も言ってました。情しかなく、うんざりして、むしろ別れたいと思っていたので、当然、断りました。
信じられない。
体を痛めて子供を産むのは女性ですし、その挙句「仕事を辞めて働いてほしい」だとか「妊娠中も働け」だとか、人の人生設計をなんだと思っているんだ、という怒りを感じますね。
女性はは男性のサポート役として存在するわけではないので、当たり前ですね。プロポーズにはその男性の人権意識が現れることもあるのかもしれません。
サプライズプロポーズはアリ?なし?
続いて、「サプライズでプロポーズをされるのはありかなしか」という質問。
筆者は極力人前で目立ちたくないタイプなので「あんまり好きな人はいないだろう」とたかを括っていましたが、結果は「サプライズはあり」と答えた人が257名と過半数を超えました。
た、たしかに、そのサプライズの内容にもよりますかね。誕生日や記念日など、大事な日を毎年一緒に過ごしたい相手であればいつでも受け入れられます。
とはいえ、予想だにしていなかった突然のプロポーズとは、される側もびっくりですが、する側も勇気のいることでしょう。お互いの間に確固たる絆があれば、素敵なプロポーズになりそうです。プロポーズもできれば一生に一度のイベントなので、ドラマチックにしてほしいと考える人が多いのかもしれません。
ただ、お互いに結婚をする気でいるなら成功しますが、付き合いがまだ浅かったり、相手に結婚願望があるかどうかわからないのにサプライズプロポーズをするのはリスクが高すぎるので、サプライズをするなら相手のOKが確定してからにしましょう。
「女性はみんなプロポーズが好き」はウソ
サプライズは8割以上の女性に好まれるプロポーズの仕方であるとわかりました。ただ、筋金入りの陰キャの筆者としては、「サプライズ」もあらかじめ彼女の結婚の意思をしっかり確認しておく必要があると考えます。
結婚は人生を変えるイベントでもありますし、女性も人生設計や未来を自分で選んでいきたい女性もいるでしょう。苗字や住所が変わる可能性も高いですし、相手も「結婚したい」と思うタイミングを図っていくとすると、当日までプロポーズの意思を隠してサプライズをするのはなかなか難しくなります。
それにもし彼女も結婚したいと思っているのかどうかを事前に一切確認せずにプロポーズをするのだとしたら、かなりの博打ですし、場合によっては「一方的な感情の押し付け」にもなりかねません。結婚は2人の意見を折り合いつけながら築くものです。
ところで、「サプライズはあり」という女性の意見にこのような内容がありました。
サプライズあり派 30代女性(既婚)
女性はみんなサプライズが好きなので、派手にやってくれるだけで苦労していた分が華やかになったと思ってもっとがんばろうと思うからです。
この意見だと、サプライズをして喜ばない女性はいない!ということになってしまいますが、現実的には「違う」というのが真実。
過半数の女性がサプライズ好きとはいえ、今回の集計結果でもサプライズが嫌だと感じている人も2割ほどいますから、「女性はみんなサプライズ好き」と括ってしまうのは危険です。
自分の彼女がサプライズ好きか嫌いかは、付き合っていくうちに明らかになることでもあります。いずれにせよ、プロポーズの仕方については、彼女の好みに合わせることをおすすめします。
「フラッシュモブ」の危険性
なかなか興味深い集計結果なのですが、「サプライズのプロポーズはあり」と答えた人の中でも、「フラッシュモブは嫌だ」と答える人が多数派だったのです。
アンケートにお答えいただいた女性308名中、「フラッシュモブはアリ」と答えたのは51名。無論、「サプライズのプロポーズはあり」と答えた257名のうちでのみです。
フラッシュモブは一昔前に流行ったようですが、周りの無関係の人も巻き込む上に、InstagramなどのSNSにその様子がアップされることもあるでしょう。サプライズは好きだけど、目立ちたいわけではない、という意見が目立ちます。
ここで、具体的に「フラッシュモブはなし」という意見について見てみましょう。
サプライズはアリだけどフラッシュモブはなし派 30代女性(既婚)
独りよがりに感じてしまう。反対に引いてしまいそう。あまりにも勝手な演出であると思うので、将来も同じように突然と自分だけが取り残されて、相手だけが満足するんだろうと思ってしまいます。
サプライズもフラッシュモブもなし派 20代女性(未婚)
多くの人がいる前でのプロポーズは恥ずかしいです。フラッシュモブで大勢の人がいるのでプロポーズをOKせざるをえない空気になるのもおかしいと思っています。
総合的には「プロポーズされる側の置いてけぼり感」や、周りの人に注目されてのプロポーズで冷静な判断ができないだろうという理由です。
肯定的な意見では、
フラッシュモブあり派 30代女性(既婚)
フラッシュモブ自体は恥ずかしかったりする気持ちもあるが、彼が自分の為を思ってしてくれた行動であれば素直に嬉しいと思うから
というように、「準備してくれた気持ちが嬉しい」という意見が目立ちました。ただし肯定派は2割以下と少数派なので、上のような意見をする優しい女性に甘えて「良かれと思って」「気持ちが大事」というスタンスで、自分がやりたいだけでフラッシュモブを用意すれば、ドン引きされて冷められて振られるかもしれないのです。
また、フラッシュモブに対する意見では年齢層による偏りはなく、20代でも目立ちたくない、恥ずかしいという人もいれば、40代でも「自分を喜ばせようと思ってくれたなら嬉しい」と受け入れる人もいます。
結局はその彼女の好み次第ということですが、「自分のために準備してくれたなら嬉しい」という意見には、少々引っ掛かるところも。
本当に相手のためなの?
アンケートの集計をより詳しく紐解いていくと、面白いデータが取れました。まずはこちらの意見をご覧ください。
フラッシュモブあり派 20代女性(未婚)
サプライズ好きです!王道のサプライズも大好きです!フラッシュモブなんてとっってもうれしいと思います。海外みたいだし、絶対一生の思い出になる!後、私のためにそこまで考えてくれた、動いてくれたというのが一番嬉しいですね。
フラッシュモブ全肯定の意見の中でも目立ったものでしたが、注目したいのが、この回答をされた方が未婚でプロポーズを受けた経験もなしということ。
同じように「フラッシュモブはあり」と回答した51名の女性のうち、未婚女性の割合が21名までのぼったのです。半数とまではいきませんが、それでも結婚歴がない方の意見なので、フラッシュモブをされたら嬉しい「だろう」という推測の意見となります。
つまりは、相手の男性の性格や人柄を考慮したときには意見が変わる可能性を含んでいる、ということです。
反対に、既婚者の方で「フラッシュモブあり」と答えた方の意見では、以下のような回答が目立ちました。
フラッシュモブあり派 40代女性(既婚)
基本的には恥ずかしいのでできれば避けたいですが、お互い結婚するつもりで付き合っていた相手ならば、あーわざわざここまで頑張ってくれたんだなぁ…とその努力を買いたいです。
このように「頑張ってくれたその気持ちが嬉しい」という意見が、既婚者でフラッシュモブありという回答をした30名のうち11名となりました。
つまり、実際にプロポーズを受けて結婚した経験のある人のうちで、なんの曇りもなく純粋な気持ちで「フラッシュモブをされたら絶対に嬉しい!」という回答は19名ということ。
本当にフラッシュモブでプロポーズをされた時に心の底から嬉しいと感じられるのは、ごく少数派なのです。
自分達と中のいい友達が協力してくれたら嬉しいかもしれませんが、フラッシュモブは代行会社のサービスもあります。
どのような形にせよ、結婚相手のことを考えて企画してくれたなら嬉しいことですが、もしフラッシュモブのためにお金を払ってキャストを雇うのだとしたら、プロポーズしようと考えている相手の好みをしっかり考えましょう。
「フラッシュモブは恥ずかしいけど、企画をしてくれた努力を買う」のは、すでに結婚をすると決まった相手だからであり、厳しく詰めればこれは「情け」です。
フラッシュモブでプロポーズをするなら、インド映画のように100人のダンサーや民衆に囲まれて祝われたら嬉しい、というタイプに限定した方がいいでしょう。やるなら100%の成功を考えるのです。断られる可能性が少しでもあるなら、やめておくことをおすすめします。
手紙やメールでプロポーズするのはアリ?
プロポーズの際に相手に伝えたい気持ちが多すぎて、一言ではとても伝えられない、という場合は、手紙を書いて渡すことでプロポーズの代わりにするということもできます。
ただ、長く付き合った相手が丹精込めて書いてくれた直筆の手紙なら貰って嬉しいかもしれませんが、文書でのプロポーズはEメールやLINEでも納得できるものなのでしょうか?
アンケートの回答では、手紙やメールのプロポーズが「あり」という人は308名中83名でした。7割ほどの人は、ちゃんとその場で口で伝えてほしい、と考えているということになります。
将来的に離婚という結末になるとしても、基本的には結婚もプロポーズも「一生に一度」と考えている人がほとんど。人生を変える大きな決断になりますし、ロマンチックな演出がなくてもシンプルな言葉で良いので、しっかり直接伝えた方がいいでしょう。
プロポーズは「相手の気持ちを考える」ことが大事
手紙でなければ伝わらないプロポーズとはどんなものでしょうか。「この手紙を読んでいる頃にはきっと僕はこの世には…」という悲しいドラマにありそうですが、「結婚してほしい」という気持ちを伝えるためだけなら、それほど凝った言葉を考える必要はありません。
どんなに相手のことを愛していて大事に思っているか、ということを伝えたいなら、その内容をしたためた手紙を渡すにしても、「結婚してください」という申し込みは直接伝えましょう。
問題なのが「メールやLINEでプロポーズをする」ということ。もうすでにお互い結婚しようと思っているカップルならそれでも嬉しい気持ちはあるでしょうが、プロポーズ自体を「一生の思い出に残るから大事にしたい」と考える女性にとっては、少しがっかりしてしまいそうです。
たとえドラマのような展開にならなくても「人生そんなもん」ですが、相手を喜ばせたいという気持ちが少しでもあるなら、相手に結婚の意思があるかどうか事前に確認するとしても「結婚してください」という告白は直接伝えるのが一番です。
女性は、たとえ淡白でクールに見えても、結婚の申し込みはきちんとしてほしいと考える人がほとんど。プロポーズは簡単なメールやLINEなど、決して適当に済ませることはないように。
「これが正解!」というプロポーズとは
アンケート結果を紐解くと、成功するプロポーズには以下の共通点があることがわかりました。
- 1年以上交際が続いていること。(付き合ってすぐや交際前ではないこと)
- 素直な言葉であること。自分に酔ったような言葉ではないこと。
- 相手のためにするプロポーズであること。
お互いのことをまだあまり知らない段階でプロポーズをするということは、すなわち「そんなに知らない相手でも条件が合えば結婚できる」ということ。
相手にとっては「自分じゃなくても他にも相手がいるんじゃないか」と思わせます。結婚をするなら夫婦で仲良く、楽しく、幸せに暮らしたいと思う人にとっては、 交際の浅いタイミングでのプロポーズは心を傷つける凶器でもあるのです。
また、「こんな俺かっこいい」という自分大好きなプロポーズも同じこと。自分が相手じゃなくても、他の女性に対してでも同じことができるという演出はNG。
大切なのは、そのプロポーズが「自分と相手と、その2人の間でしか成り立たないもの」にすること。2人だけの化学反応が必要なのです。
その化学反応によって、「シンプルイズベスト」なプロポーズが良いのか、はたまたフラッシュモブが良いのかなどが変わります。
自分だけでも相手だけでもなく、2人が一緒に嬉しい気持ちになれるプロポーズというのは、その言葉も場所もやり方も、2人の歩んできた歴史が教えてくれるでしょう。2人だけのドラマを生み出してください。
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